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研究 (第二言語習得)

はじめに

長い期間を大学院生として過ごすうちに、自分の興味、研究対象も少しずつ変化してきましたが、「専門は何ですか?」と今きかれれば「第二言語習得」と答えます。

第二言語習得(Second Language Acquisition)とは、人間が母語以外の言語を身に付けるプロセスを理論的、実証的に解明しようとする研究分野です。一般に第二言語(大雑把に言えば「外国語」とほぼ同義です)の習得は母語と比べとても難しく(赤ん坊や子どもが自分の母語を身に付けるのに単語帳や辞書を使って勉強したりしませんね)、しかも母語習得と同じレベルにまで達成することはまずないと言われています。

人間は、生まれてから数年のうちに自分の母語を自在に操ることができるようになり、しかもその根幹部分は2歳とか3歳までにはマスターしてしまいます。そのころの子どもは、足し算引き算といった簡単な計算もできないし、自分で靴紐をしばったり、パジャマのボタンをとめることだってできないかもしれません。それに対して大人は、計算や靴紐しばりは朝飯前なのに、外国語を身に付けようと思ってもなかなか子どものようにはいきません。

言葉を身に付けることに対する大人と子どもの違いはどこから来るのでしょうか。そんな疑問に答えるための手がかりを探すのが、第二言語習得研究者の仕事です。

機会があれば、いずれここでもう少し突っ込んだ話もしてみたいと思います。それまでは、もう何年も前に書いた第二言語習得に関するエッセイ(別サイト)があるのでそちらをご覧ください。

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