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課題別研究プロジェクト:英語教育研究法の過去・現在・未来

はじめに

ここは、中部地区英語教育学会の課題別研究プロジェクト「英語教育研究法の過去・現在・未来」のためのページです。

本プロジェクトは、中部地区英語教育学会においてこれまでにどのような研究法がどのぐらい用いられてきたのかを明らかにし、広く英語教育学で用いられている研究法の点から議論することによって、より良い研究のあり方や、今まであまり採られてこなかったが今後参考にしたい研究法を提案することを目標とする、2011年度からの3年計画のプロジェクトです。

メンバー(50音順):

浦野 研(北海学園大学)
酒井英樹(信州大学)
髙木亜希子(青山学院大学)
田中武夫(山梨大学)
藤田卓郎(福井工業高等専門学校)
本田勝久(千葉大学)
亘理陽一(静岡大学)

お知らせ

更新情報

2014年度報告内容

本プロジェクトの最終目標は、中部地区英語教育学会でこれまでに行われてきた研究を方法論の観点から分析し、過去の研究の問題点を明らかにすることを通じて、よりよい研究のあり方や今後参考にしたい研究法を提案することである。山梨大会では、3年間の継続研究の3年目のまとめを行う。

1年目の岐阜大会では、英語教育研究の「過去」から「現在」に注目し、本学会『紀要』掲載論文の分析に基づいて方法論の観点から問題点の指摘と提案を行った。2年目の富山大会では、主に (a) 先行研究のレビューのあり方と (b) 方法論の検証の2点について提案を行った。先行研究のレビューでは、モデルとなる論文を参照しながら課題設定に辿りつくまでの道筋を提示し、方法論については、調査研究、実験研究、質的研究、アクション・リサーチについて、よい研究を行うために不可欠な要素の考察と、研究を行う際に考慮すべき点について提案した。

本プロジェクトでは、富山大会以降も研究法について検討を重ね、当初の目標どおり、よりよい研究を行うためのガイドラインの作成を行っている。これから研究を始める方も対象に、中部地区英語教育学会の会員が本学会で発表したり『紀要』に論文を投稿したりする際に役立つガイドラインとなるよう、できるだけ具体的なものにする予定である。ガイドラインは将来的に『英語教育研究をより良くするために押さえておきたい35のポイント(仮題)』として公開予定であるが、山梨大会ではガイドライン作成の経緯と「35のポイント」の概要について報告する。具体的な発表内容は以下のとおりである(リンクは配布資料のPDF):

(1) 前年度までの報告内容およびその後の推移についての紹介 PDF
(2) 英語教育研究をより良くするために押さえておきたい35のポイント
  A. これまでに出版されてきた英語教育研究法入門書との違い
  B. 35のポイント紹介
(3) 質疑応答、ディスカッション
(4) まとめ

2013年度報告内容

本プロジェクトの最終目標は、中部地区英語教育学会でこれまでに行われてきた研究を方法論の観点から分析し、過去の研究の問題点を明らかにすることをとおして、より良い研究のあり方や今後参考にしたい研究法を提案することである。富山大会では、3年間の継続研究の2年目のまとめを行う。

昨年の岐阜大会では、英語教育研究の「過去」から「現在」にかけて注目し、本学会『紀要』に過去数年間に掲載された論文を方法論の観点から分析し、以下の2点について指摘した。まず、アンケート調査を中心とした探索型の量的研究が多く、本来なら仮説検証型研究を行うべきところ、先行研究の分析が不十分なため仮説が形成できなかった研究が多いことを指摘した。また、質的データを扱った研究が少なく、今後この種の研究が増えることが望ましいと提案した。以上をふまえつつ、紀要掲載論文を分析する中でみつかった研究の問題点を、方法論別にまとめて報告し、改善への提案を行った。

本プロジェクトでは、岐阜大会以降も研究会を開催し、実践に根ざした研究としてのアクション・リサーチ(AR)や、探求的実践の可能性についても検討を続けてきた。2年目の今回は、本プロジェクトのこれまでの検討内容をふまえ、主に (a) 先行研究のレビューのあり方と (b) 方法論の検証の2点について報告・提案を行う。具体的な発表内容と主な担当者は以下のとおりである(リンクは配布資料のPDF):

(1) 前年度の報告内容およびその後の推移についての紹介(浦野) PDF
(2) 先行研究のレビュー: 課題設定に辿りつくまで(田中・亘理) PDF
(3) 方法論の検証
  A. 調査研究: 質問項目の設定根拠を明示する必要性(本田) PDF
  B. 実験研究: 厳格な実験デザインの必要性(酒井) PDF
  C. 質的研究: 理論的前提・枠組みを明示する必要性(高木) PDF
  D. AR: ARがARであるために必要なこと(藤田) PDF
(4) 質疑応答、ディスカッション
(5) まとめと次年度への展望

2012年度報告内容

英語教育研究の分野においても、近年研究の質向上に関する様々な取り組みが行われている。英語教育研究法をテーマにした書籍が出版され、多くの学会で研究法に焦点を当てたセミナー、ワークショップ、研究会などが開催されている。中部地区英語教育学会でも2005年度より英語教育研究法セミナーを実施しており、毎年多くの参加者を集めている。

研究法への関心の高まりは、この分野の発展のためにも好ましいことと言える。しかしながら、このような関心の高まりは必ずしも研究そのものの質が向上したことを示しているわけではない。そこで本プロジェクトでは、中部地区英語教育学会においてこれまでに研究がどのような形で行われてきたのかを明らかにし、それを研究法の点から議論することによって、より良い研究のあり方や、今まであまり採られてこなかったが今後参考にしたい研究法を提案することを目標とする。

3年間の継続研究の1年目となる本年度は、英語教育研究の「過去」から「現在」にかけて注目する。まず、過去数年間に本学会紀要に掲載された論文を方法論の観点から分析し、どのような研究手法がどの程度の割合で使われてきたのかを明らかにする。次に、紀要掲載論文を分析する中でみつかった研究の問題点を、方法論別にまとめて報告する。

具体的な発表内容は以下のとおりである(リンクは配布資料のPDF)。

(1) プロジェクトの概要、これまでの経緯、最終目標の紹介 PDF
(2) 研究法に注目した論文の分類、分析方法の提案 PDF
(3) 紀要論文の分析 PDF
(4) 過去数年の掲載論文で見られた方法論上の問題点の整理
  A. 実証研究
   A-1. 探索型研究
     (a) 主に質的データを扱った研究 PDF
     (b) 主に量的データを扱った研究
   A-2. 検証型研究 PDF
  B. 実践研究 PDF
(5) 質疑応答、ディスカッション
(6) まとめと次年度への展望