CELES2019

このページは、第49回中部地区英語教育学会石川大会(2019/06/22–23@北陸大学太陽が丘キャンパス)の課題別研究プロジェクト「英語教育における『エビデンス』:評価と活用」における浦野発表「英語教育の効果を検証するために:何を測定すればよいのか」の資料保管・公開場所です。

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FLExICT Expo 2018

このページは、FLExICT Expo 2018(2019/03/24@大阪工業大学梅田キャンパス)のパネルディスカッション「外国語教育・ICT・Active Learning・Classroom Tipsの融合と小中高大生涯教育の連携」に関する資料の保管・公開場所です。

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References:

  • 大湊佳宏・茅野潤一郎. (2006). ブログを使用した英語ライティング活動: 夏休み課題に関するアンケー ト調査.『長岡工業高等専門学校研究紀要』42,1-9. https://ci.nii.ac.jp/naid/110004786232
  • 浦野研. (2010). Fluency 獲得を 目指した教室ライティング活動におけるブログの利用. 『北海学園大学学園論集』 第145号, 15-30. http://hokuga.hgu.jp/dspace/handle/123456789/1689
  • 浦野研. (2012a; 2012/02/23). NanoGong を利用した教室外英語スピーキング活動. MoodleMoot Japan 2012(三重大学).
  • 浦野研. (2012b; 2012/08/09). Moodle を利用した教室外スピーキング活動. 外国語教育メディア学会第52回全国研究大会(甲南大学). 
  • 浦野研. (2013a; 2013/05/11). 大学でのオーラル系授業における Glexa の導入. 外国語教育メディア学会関西支部2013年度春季研究大会(同志社女子大学). 
  • 浦野研. (2013b). NanoGongを利用して教室外でスピーキング活動を行う. 中西大輔・ 大澤真也 (編著), 『Moodle事始めマニュアル: Ver.1.9および2.4対応』 (pp. 178–180). https://sites.google.com/site/ozawashinya/elearning/moodlemanual
  • 浦野研. (2014a; 2014/02/15). 目的に応じたLMSプラットフォームの選択と利用: 何ができるかではなく何をすべきかを考える. LMSシンポジウム@広島修道大学(広島修道大学). https://www.urano-ken.com/research/lms-symposium/
  • 浦野研. (2014b; 2014/02/20). 英語オーラル系授業の教室外活動での PoodLL の利用. MoodleMoot Japan 2014(沖縄国際大学). https://www.urano-ken.com/research/moodle-moot-2014/
  • 浦野研. (2015). PoodLLを利用した教室外スピーキング活動. 中西大輔・ 大澤真也 (編著), 『eラーニングは教育を変えるか: Moodleを中心としたLMSの導入から評価まで』(pp. 96–100). 東京: 海文堂.
  • 浦野研. (2017/08/19). 教室外での英語使用・英語学習をうながす取り組み. 全国英語教育学会第43回島根研究大会(島根大学). https://www.urano-ken.com/research/jasele2017/
  • 浦野研. (2018/03/24). Slack のログを Google Spreadsheet に自動的に保存する: Google Apps Script を使って. 外国語教育メディア学会(LET)中部支部 Google Classroom での課題管理とSlackでのコミュニケーション活動入門・第2回(名古屋大学).

2018年を振り返る

年末です。今年も一年を振り返ろうと思います。

TBLT/ESP

2018年は、ここ数年続けているタスク・ベースの言語指導(task-based language teaching: TBLT)に関する教育実践とそれに基づく学会発表を中心に行いました。僕は大学の経営学部で英語を教えていて、将来ビジネスで英語を使うことを想定した特定目的の英語(English for Specific Purposes: ESP)教育の主軸としてTBLTを取り入れたシラバス・デザインとその実践を積極的に行っています。授業実践は当然試行錯誤の連続なわけですが、自分の教え方の軸にTBLT研究のこれまでの知見を置くことを心がけていて、それに関連したテーマでいくつかの講演やフォーラム等で話す機会がありました。

日本国内でのものも含めて英語での発表が多いのは、日本の英語教育という文脈でTBLTの認知度がまだまだ低いということかもしれません。去年松村昌紀さん編集の『タスク・ベースの英語指導: TBLTの理解と実践』(Amazon.co.jp)を出版しましたが、日本でTBLTが更に広がることを目指していきたいと思っています(日本でTBLTが広まらない理由は色々ありますが、ここでは割愛します)。それと同時に、日本におけるTBLT実践の事例を国外の研究者にもっと知ってもらう必要性も感じているので、2019年以降は口頭発表だけでなく、英語で書いていこうとも考えています。

SLA

最近は英語教育関係の研究や教育実践にエネルギーを割いていますが、大学院の博士課程(もう20年近く前の話です)では教育とは少し距離を置き、外国語学習者の持つ統語や形態素に関する知識の測定とそのメカニズムの解明について真剣に考えていました。2018年はそのことも思い出しつつ、第二言語習得(second language acquisition: SLA)研究にも少し手をつけました。特に知識の測定に焦点を当て、明示的知識(explicit knowledge)と暗示的知識(implicit knowledge)の弁別やその関連について書きました。ひとつはお世話になった科研の成果物として以下の書籍に収録してもらい、もうひとつは現在鋭意修正中で来年にはこちらも書籍の一部として出版される予定です。

上記のブックチャプターについても、3年前にソウルで発表したTypes of L2 morphosyntactic knowledge that can and cannot be observed in learner corpora. という発表が基になっていますし、ずっと遡ればはるか昔に書いた卒論(あまり思い出したくない)のテーマも明示的・暗示的知識の習得だったので、このラインの研究は今後も細々と続けていきたいと思っています。

おわりに

研究以外にも、仕事や私生活でいろんなできごとがありましたが、今年のまとめは研究のことだけにしておきます。さて、2019年はどんな年になるでしょうか。

FLLT2018

This page is for the presentation by Ken Urano and Yukie Koyama at the 5th International Conference on Foreign Language Learning and Teaching (FLLT 2018), held on December 7–8 at Duangtawan Hotel, Chiang Mai, Thailand
, titled:

Developing and implementing a task-based syllabus for an English for Business Purposes course

Abstract:

In task-based language teaching (TBLT), a syllabus is designed in the following steps. First, learner needs and target tasks (i.e., the tasks that learners need to carry out in their life) are identified. Second, a series of pedagogic tasks are derived by adjusting the complexity of the target tasks and then sequenced. In this presentation, we will report on an ongoing attempt to design and implement a task-based module on sales talks as part of an English for Specific Purposes (ESP) course on business presentation at a Japanese university. One of the presenters accompanied student interns at an international food expo held in Bangkok, and kept records of buyer-seller interactions. Typical discourse patterns were then identified, and pedagogic tasks were created. These tasks were implemented in an actual course, and are currently being revised reflecting on the student reaction and performance in the course.

Presentation Slides [PDF]

JALT2018

This page is for my talk at JALT2018, held on November 23–26 at Shizuoka Convention & Arts Center (Granship), Shizuoka, titled:

A goal-oriented approach to TBLT syllabus design

Abstract:

This forum will begin with some basic underpinnings of task-based language teaching, and then some guidelines for task-based syllabus design. Following this the audience will be involved in creating a rough design for a task-based syllabus.

Presentation Slides [PDF]

JACET北海道@天使大学

このページは、JACET北海道支部2018年度第1回支部研究会(2018/11/18@天使大学)のワークショップ「日本の英語教育研究が行ってきたこと、こなかったこと:方法論から考える」に関する資料の保管・公開場所です。

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引用文献

  • 藤田卓郎. (2016). よりよい実践研究を行うための10のポイント. 第46回中部地区英語教育学会三重大会・英語教育研究法セミナー. Retrieved from: https://drive.google.com/file/d/0B-OpnEJKrYAdQzNRb1pDY0pQaUE/view
  • Mizumoto, A., Urano, K., & Maeda, H. (2014). A systematic review of published articles in ARELE 1–24 : Focusing on their themes, methods, and outcomes. ARELE, 25, 33–48. https://doi.org/10.20581/arele.25.0_33
  • 日本社会心理学会広報委員会. (2016). 心理学研究の再現性に関する論争. Retrieved from: https://sites.google.com/site/jssppr/home/reproducibility
  • Nunan, D. (1992). Research methods in language learning. Cambridge University Press.
  • 竹内理・水本篤 (編). (2014). 『外国語教育研究ハンドブック: 研究手法のより良い理解のために (改訂版)』東京: 松柏社.
  • 浦野研・酒井英樹・髙木亜希子・田中武夫・藤田卓郎・本田勝久・亘理陽一. (2012). 英語教育研究法の過去・現在・未来. 第42回中部地区英語教育学会岐阜大会・課題別研究プロジェクト.
  • 浦野研・亘理陽一・田中武夫・藤田卓郎・髙木亜希子・酒井英樹. (2016). 『はじめての英語教育研究: 押さえておきたいコツとポイント』東京: 研究社.
  • 吉田達弘・玉井健・横溝紳一郎・今井裕之・柳瀬陽介 (編). (2009). 『リフレクティブな英語教育を目指して: 教師の語りが拓く授業研究』東京: ひつじ書房.

メソ研2018@関西大学

このページは、外国語教育メディア学会(LET)関西支部メソドロジー研究部会の2018年度第1回研究会@関西大学の招待講演「英語教育研究を始める前に考えておきたいこと」に関する資料の保管・公開場所です。

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引用文献

  • Allright, D. (2003). Exploratory Practice: Rethinking practitioner research in language teaching. Language Teaching Research, 7, 113–141. doi:10.1191/1362168803lr118oa 
  • 藤田卓郎. (2016). よりよい実践研究を行うための10のポイント. 第46回中部地区英語教育学会三重大会・英語教育研究法セミナー. Retrieved from: https://drive.google.com/file/d/0B-OpnEJKrYAdQzNRb1pDY0pQaUE/view
  • Nunan, D. (1992). Research methods in language learning. Cambridge University Press.
  • 竹内理・水本篤 (編). (2014). 『外国語教育研究ハンドブック: 研究手法のより良い理解のために (改訂版)』東京: 松柏社.
  • 浦野研・亘理陽一・田中武夫・藤田卓郎・髙木亜希子・酒井英樹. (2016). 『はじめての英語教育研究: 押さえておきたいコツとポイント』東京: 研究社.
  • 吉田達弘・玉井健・横溝紳一郎・今井裕之・柳瀬陽介 (編). (2009). 『リフレクティブな英語教育を目指して: 教師の語りが拓く授業研究』東京: ひつじ書房.

Invited talk at ACLL2018

This page is for my talk at ACLL2018: The Asian Conference on Language Learning 2018, held on April 27–29 at Art Center Kobe (Kobe, Hyogo), titled:

Task-based language teaching in an English for business purposes program

Abstract:

Task-based language teaching (TBLT) is not a new notion in Asia, with relevant books published and researchers and practitioners sharing ideas and experiences at various meetings and conferences. To the contrary, discussions about actual implementation of TBLT seem to be still limited, and especially in Japan, attempts to adopt a task-based curriculum are mostly, if not all, made by individual teachers, rather than language programs or schools.

At the same time, there are people in Japan who need to use English in their professional lives, and an increasing number of universities are offering English for Specific Purposes (ESP) courses to accommodate the future needs of their students. TBLT is a goal-oriented approach to language teaching, and is therefore compatible with ESP, which is by definition goal-oriented.

In this talk, I will share my experience in developing and implementing task-based courses in English for business purposes at a private university in Sapporo, Japan. In TBLT, target tasks (i.e., the tasks that learners need to carry out in their life) are first identified through needs analysis, and then a series of pedagogic tasks are derived by adjusting the complexity of the target tasks and sequencing them from the simplest to the most complex. I will first introduce theoretical and empirical bases for developing and sequencing pedagogic tasks, and show the actual process of syllabus and material design for the two of the business English courses I am in charge of, one for business email writing and the other for business presentation.

Keynote slide:

2017年を振り返る

あれよあれよという間に2017年も終わります。年を越す前にざっと一年間を振り返りましょう。

Task, task, task!

2014年の終わりぐらいから、タスク・ベースの言語教育(task-based language teaching: TBLT)を日本に根づかせるために労力を割いてきましたが、今年はそれがひとつ実を結びました。名城大学の松村昌紀さんを焚きつけて説得して企画した『タスク・ベースの英語指導: TBLTの理解と実践』(Amazon.co.jp)が7月に出版されました。理論面、実践面のどちらかに偏ることなく、TBLTの理念とその実現例を示したいとずっと考えてきたので、編者で筆頭著者でもある松村さんの他、共著者の福田くん、田村くん、川村さんと一緒にこの本を上梓することができたのはとてもうれしいことでした。

2015年のJALTでTBLTに関する招待講演を行い、松村さんに声をかけて聞きにきてもらいました。実はその前にも彼とTBLTについて(飲みながら)じっくり話をする機会があり、すでに『タスクを活用した英語授業のデザイン』を書いていたけど、新たにTBLTの理念までしっかり丁寧に解説する本を書きましょうとけしかけてはたらきかけました。それなりに苦労もありましたが、この本が無事出版されたのはとてもうれしいことでした。だってこれから先、TBLTについて話をするときに「まずはこの本を読んでください」と言えますから。

TBLTについては、分野的に関連性の高い特定目的のための英語(English for specific purposes: ESP)教育に関するものとあわせ、いくつかの学会等で話をする機会を得ました。

話をする度に自分の考えを整理し直すことになるので、上掲書には書ききれなかったことや、その後の議論の中で新たに考えたことなどがたくさんあります。日本におけるTBLTの実例については、英語で書かれたものがまだあまり多くないので、今後はそちらにも力を入れたいとも考えています。

国内外の学会に参加する中で、TBLTに興味のある方や、TBLTの研究や実践を行っている方との出会いもありました。そんな経験を活かして2018年もTBLTについて発信していきたいと思います。とりあえずTBLTの話をすることになっているのは:

ですが、他にも各地でTBLTの話をしたいと思います。

Bike, bike, bike!

気持ちは若いものの肉体的には無理のきかない年齢になりつつあります。運動など一度も長続きしたことがなかったのですが、同業者の間で自転車が密かに人気だったこともあり、5月にいわゆるクロスバイクを買いました。これが案外しっくり来て、大して筋肉がないにもかかわらずそこそこ風を切る体験を味わうことができ、サイクリングロードをはじめ自転車に向いた道の多い札幌という土地柄にも助けられ、雪の降るまでの半年間じっくり自転車に乗ることができました(トータルで1,500km以上走りました)。

基本的には早朝、5時半ぐらいから1時間程度乗る形で、仕事などにもほとんど影響のない形での運動を週に2回ほど続けました(その分夜は早く寝るようになりました)。食事や飲酒については従来とほとんど変えることなく、運動だけでどのぐらい健康状態が改善するかの実験でもありましたが、8月の健康診断では、ずっと高値安定だった肝臓の数値も大幅に下がり、ウェストも数センチ引っ込みました。

札幌の長い冬の間は自転車に乗ることができません。仕方がないのでフィットネスバイクを購入し、毎日30分乗っています。冬真っ只中ですが、雪融けが待ち遠しい今日このごろです。

終わりに

この一年、他にもいろんなできごとがありましたが、すべてを語ることはしないでおきましょう。来年から再来年にかけても、順調にいけば共著の本が複数出る予定ですし、話しておきたいこと、書いておきたいこともいろいろあります。仕事もあるし、私生活もあるし、時間配分は簡単ではありませんが、今後もできることをできる範囲で、背伸びはせず、かといって怠けもせずに進んでいこうと思います。

この記事の写真は、1月に10年ぶりに訪れた第二の故郷ホノルルで撮影したものです。2018年がみなさんにとって素敵な年でありますよう。