最先端

昨日は心理系の某実験機器の説明会がありました。うちの大学(というか学部)には心理学の先生が大勢いて、そのおかげでこんな立派な装置を持っていたりします。第二言語習得の分野でも脳を対象にした研究が少しずつ増えてきていますし、我が家と同じぐらいの値段(ヒエ~ッ)するこの装置自体まだそれほど普及しているわけではないので(島津製作所のこのモデルだと全国に78台だそうです)、せっかくだからこれを使って実験してみたいなぁと思っています。

fNIRS(近赤外光脳機能イメージング)を使ってやってみたい研究のアイディアはいくつかあるのですが、僕が考えているようなデザイン(刺激を提示して、それに対する反応を時間軸を取って見る)だと別にPCが1台とそれを接続するためのインターフェースに少々お金がかかるので、何らかの助成金がもらえないと厳しいです。とりあえずこの装置単体でできるような研究(統語とか形態素の習得研究ではなくてリーディングとかリスニングとかを扱ったものになるのかな)に一度使ってみたいものです。

メーカーの方のお話を直接聞きながら、実際に装置を動かしているところを見ることができたのは収穫でした。文書で説明を読んでみてもいまいちピンとこないことが多いですが、まさに「百聞は一見にしかず」でした。