Kindle Voyage で(英語の)音声読み上げ機能を使う

米アマゾンが音声アダプター付きの Kindle Paperwhite を発表し、僕の持っている Kindle Voyage も今後読み上げ機能に対応するというアナウンスを見たばかりですが、今朝になって Twitter 経由でこんな記事を読みました。

How to Make Your Own Kindle Audio Adapter for Under $2

要は micro USB から普通の USB(メス)に変換するアダプターと、USB のオーディオカード(っていうのかな?いわゆる USB DAC)があればすぐにも読み上げ機能が使えますよっていうことです。ひととおりの材料はそろっていそうだということで早速試した次第。

ハイレゾ音源再生用の DAC もありましたが、そもそも普段使っている USB スピーカーと USB 変換アダプターがあればそれだけで十分でした。まずは Kindle Voyage にアダプター経由でスピーカーを接続すると、「音声ファイルが見つまりません」という警告とともにでヘルプページを参照するようにとの指示が出ます(下の写真はハイレゾ用の DAC をかました状態)。

Use a Kindle Audio Adapter with Kindle Paperwhite (7th Generation)

ページタイトルにあるように本来は第7世代 Kindle Paperwhite 用の説明ですが、Voyage でも問題ありませんでした。パソコンのブラウザでこのページに行って、Audio file for Kindle Paperwhite (7th Generation) というファイルをダウンロードし、USBケーブル経由で Voyage に転送します。その後 Voyage の電源ボタンを20秒程度長押しして再起動をかけます。転送した音声ファイルは再起動とともに自動的にインストールされます。

再起動後、今度は言語設定をUSかUKに変更するよう指示されるので、「設定」>>「端末オブション」と進んで言語をUS(もしくはUK)に変更します。ここで再び再起動。

作業はこれでおしまいです。視覚障害者向けの機能なので、本文だけでなくメニュー等もすべて読み上げられ、操作をするには一度当該箇所をタップしたあと、音声の指示にしたがってダブルタップで確定する必要があります。

英語書籍で読みたいページを開いたら、2本指でスワイプすると自動読み上げが始まります。ページ送りも自動です。動作の様子はこんな感じ。

まだしっかりとは使っていませんが、取り急ぎ動作するまでの手順をまとめました。

MacのSafariでPDFのAdobe Readerでの表示をやめる

Mac に Adobe Reader をインストールすると、Safari で PDF を開いたとき自動的に Adobe Reader のプラグインで表示されるようになります。動作が重かったりと何かと不満があったので、少し調べてこのプラグインの使用を停止しました。

ネット上で少し検索しましたが、古いバージョンのものが多かったので、以下の Adobe 社の説明を参考に設定を行いました(実際にはフォルダ名が少し異なりましたが):

Acrobat Help / Display PDF in browser | Acrobat, Reader XI

注:

  1. 言語設定が英語になってますが、日本語も似たような感じだと思います。
  2. 管理者権限が必要です。そうでないアカウントでログインしている場合にはログインしなおしてください。
  3. Safari は終了しておいてください。

1. Library フォルダを開く

Go >> Go to Folder… を選択するとフォルダ選択のウィンドウが開くので、 “/Library” と入力。

Go to Folder...Library

2. Internet Plug-Ins フォルダを開く

Library フォルダ内にあるこのフォルダを開きます。

Internet Plugins

3. 関連するプラグインを disabled フォルダに移動

次の2つのプラグインファイルを disabled フォルダに移動します。

  • AdobePDFViewer.plugin
  • AdobePDFViewerNPAPI.plugin

PluginsMoved

移動時に管理者パスワードが求められるので入力してください。また、移動ではなくコピーをしたあとで元のファイルを削除してもOKです。

以上です。Safari で PDF を開くと Preview.app のプラグインで表示されるようになると思います。

FirefoxでiGoogleの左にあるタブを消す方法

  • 2011/09/06 09:18 追記。また変更がありました。赤字が新しい部分です。青い旧コードと併記しても問題ありません。
  • 2011/08/26 16:44 追記。また変更がありました。赤字が新しい部分です。青い旧コードと併記しても問題ありません。
  • 2011/08/18 14:22 追記。環境によって新旧異なるコードが有効なようです。以前コードのままで問題ない方は、変更しない方が良いかもしれません。青字部分が旧コード、赤字部分が新しく書いたコードです。例のように両方を併記しても問題ありません。
  • 2011/07/25 23:55 追記。環境によって新旧異なるコードが有効なようです。6月6日のコードのままで問題ない方は、変更しない方が良いかもしれません。青字部分が旧コード、赤字部分が新しく書いたコードです。例のように両方を併記しても問題ありません。
  • 2011/07/25 17:40 追記。また仕様変更です。まだ確認できていませんが、たぶん以下の変更で対応可能だと思います。
  • 2011/06/06 15:00 追記。また仕様変更です。今回の変更に対応するコードの変更点を以下に赤字で示しました。
  • 2011/05/27 08:30 追記。また仕様変更です。今回の変更に対応するコードの変更点を以下に赤字で示しました。
  • 2011/05/19 16:58 追記。嫌になりますがまた仕様変更です。今回の変更に対応するコードの変更点を以下に赤字で示しました。
  • 2011/05/12 15:58 追記。本日また iGoogle の仕様が変わり、iGoogle Tab Remover 1.9.8 でも以前紹介した Stylish のコードでも左のタブが消えなくなりました。今回の変更に対応した Stylish のコードを以下に記したのでよろしければご利用ください。
  • 2011/04/14 15:35 追記。iGoogle Tab Remover の最新版(1.9.8)がリリースされました。こちらをインストールすると Stylish を使わなくても左側のタブが消えます。ただし google.co.jp ドメインでは使えないようなので、普段使う iGoogle を http://www.igoogle.com/ig/ に変更してください。

Google が提供するポータルサービス iGoogle を愛用していますが、1つだけ気に入らないのがページ左のタブ。Home といった名前の下に少しだけメニューが並び、その下は完全に無駄な余白になってます。これを削除するために iGoogle Tab Remover というアドオンを使ってきましたが、4月に入って iGoogle の仕様が一部変更になったのか、このアドオンでは左のタブが消せなくなってしまいました。

いずれは iGoogle Tab Remover のアップデートがあると思いますが、とりあえずの対処法として Stylish というアドオンをインストールして、コードを追加する方法を紹介します。

Firefox のツール>>アドオンメニューからアドオン追加の画面に進み、Stylish と検索して出てくるアドオンをインストールします。Firefox を再起動すると Stylish が有効になるので、次に拡張機能>>Stylish の「設定」に進みます。

「新しいスタイルを書く」を選択し、好きな名前をつけます。下のスペースに以下のコードを書き込み、「保存」を押せば作業は終了です。

  • 2011/05/12 16:00 追記。また設定が変わりました。ページソースとにらめっこして、現在以下のコード(赤字が変更部分)でタブが消えることを確認しました。
  • 2011/04/08 15:10 追記。Google はまた設定を変えたようです。現在のところ、下の赤字を追加したコードで機能しています。

@namespace url(https://www.w3.org/1999/xhtml);
@-moz-document domain(“google.com”) {
.G-CU {display:none !important;}
.G-KS.kdSidebarHolder {display:none !important;}
.G-NS.kdSidebarHolder {display:none !important;}
.G-MS.kdSidebarHolder {display:none !important;}
.G-LS.kdSidebarHolder {display:none !important;}
#col1_contents{display:none}
}

(注意事項:上のコードをコピー&ペーストするときダブルクオーテーション・マークがおかしくなる可能性があります。うまくいかない方はダブルクオーテーションだけを半角になるよう直打ちしてみてください。)

iGoogle を開くと、左側のタブが消えているはずです。ひとつ注意すべきなのは、コード中の Google のドメインです。.comのドメイン(http://www.google.com/ig/)を使っている方はこのままでOKですが、他のドメイン(例えば http://www.google.co.jp/ig/)を使っている方は、上の google.com の部分を該当する形(例えば google.co.jp)に変更してください。利用するURLを.comにしてもOKです。

スクリーンショットも何も用意しませんでしたが、取り急ぎの情報共有ということで。

MacBook Air (late-2010) の HDMI 出力で映像と音声をテレビに

mid-2009 の MacBook Air(以降 MBAir)では HDMI 接続は映像のみに対応で、音声は別途ケーブルを接続する必要がありましたが、新しい MBAir では HDMI で音声と映像を両方出力できるらしいとのことだったので試してみました。

アップル純正の HDMI アダプタはないですから、サードパーティ製のものを購入することになります。今回は安く済まそうと思って DealExtreme (http://www.dealextreme.com/) を利用しました。香港にあるネットショップで、時間はかかりますが送料無料でお得感が高いです。

今回用意したのは $10.22 の HDMI アダプタ$5.49 の HDMI ケーブル(1.8m)。送料無料で両方で1,300円強でした。日本でも似たようなアダプタを売ってますが(たとえばこちら)、値段は倍以上します。

さて本題。僕が使っているのは 11-inch の MBAir です。アダプタとケーブルを接続し、ケーブルのもう一方をテレビ(アクオス)につなげば、自動的に認識してくれました。「システム設定」から「ディスプレイ」に進むことで接続や解像度を確認、変更することができます。11-inch MBAir は16×9 のスクリーンサイズなので、デジタルテレビならは縦横比も同じ。ミラーリングすることで全く同じ見た目を再現できます。

次に音声。実は最初に接続したときにはうまく出力ができませんでした。ただ、ケーブルを接続した状態で MBAir を再起動したら問題なく音声も出力できました。詳しくは「システム設定」>> 「サウンド」で確認できます。

ケーブル1本でハイビジョンの映像と音声をテレビに出力できるので、YouTube や iTunes で高品質の映像を手軽に楽しめます。Apple TV っぽい使い方もできて便利です。

Twitter Digest: 一日分のツイートをまとめてWordPressに投稿するプラグイン

Twitter を本格的に使うようになってからブログの更新がすっかり減ってしまいましたが、つぶやいた内容を自分のところでアーカイブ化しておこうということで、一日分のツイートを WordPress に投稿する形で保存する方法を紹介します。

今回使ったのは Twitter Digest というプラグイン。それほど活発に更新されているわけではないようですが、最新版の 2.6 は WordPress 3.0.4 で問題なく動いています。実は最近まで Twitter Tools というプラグインの類似の機能を使っていたのですが、アーカイブ化する機能が experimental ということもあって、たとえば多少の改造をしなければ日本時間に対応してくれなかったり、改造している過程でうまく動かなくなってしまったりで(T_T)、別のプラグインを探したというわけです。

さて本題。Twitter Digest のインストールは、WordPress の Admin 画面から Plugins メニューの Add New に進み、検索画面で “Twitter Digest” と入力すれば最初にヒットします。Install Now をクリックして指示に従うのは、他のプラグインのインストールと同じです。

インストール後、Settings メニューに Twitter Digest が表示されるので、そちらに進んで各種設定をします。以下設定内容を紹介。

一番上の Username 欄には、アーカイブ化したい twitter アカウントを入力します。Twitter での認証は必要ないので、単にフィードを引っ張ってくる仕組のようです。次の Publish Options では、ツイートをまとめるタイミング(1日1回か1週間に1回)を選びます。Daily としておけば1日分のツイートをまとめてくれます。

Time of Day はまとめたツイートを WordPress に投稿する時刻です。後述のとおり実際の投稿時刻はこれよりも少し遅れますが、投稿のタイムスタンプはここで指定した時刻になります。23:59 にすることで、その日一番最後の WordPress の投稿になります。

Post Title 欄には、WordPress の投稿タイトルを書きます。僕は Twitter Tools のデフォルトと同じものにしましたが、日本語でもOKだと思います。%startdate というのはまとめた中で一番最初のツイートをつぶやいた日になります。1日分のアーカイブの場合 %startdate も %enddate も同じ日になりますが、1週間のアーカイブを作る場合には、例えば “%startdate から %enddate までのツイート” といったタイトルを付けるとわかりやすいかもしれません。

Post Excerpt の機能は使っていませんが、WordPress の抜粋表示と同じ役割だと思われます。

Post Title/Excerpt Date Format は、上の %startdate/%enddate のフォーマットです。デフォルトの Y-m-d を使えば、たとえば 2011-01-20 といった表示になります。PHP の date 関数については、こちらのページなどが詳しいので、好きな形に整形してください(日本語も使えます)。

Post Category は、WordPress 投稿時のカテゴリー設定、Post Tags についても、投稿時に自動的に付けるタグの設定です。Post Author は、WordPress で複数の投稿者アカウントがあるときに、どのアカウントから投稿させるかを指定します。

Exclude @reply にチェックを入れれば、ツイートのうち @ で始まるものアーカイブからは除きます。Show tweets in chronological order? にチェックを入れれば、投稿が古いものが上になるように並びます(逆にチェックを外せばタイムラインのように新しいものが上に来ます)。

Show tweet dates? は個々の投稿に日付を付けるかどうかですが、1日分のアーカイブの場合は全て同じ日付なので僕はチェックを外しました。逆に Show tweet times? の方はチェックを入れておくことでつぶやいた時刻が表示されて便利です。

Minimum number of tweets required for post は、この数字よりツイート数が少なかった場合にはアーカイブを作成しないという意味です。1 にしておけば、1日1回以上つぶやけば WordPress に投稿される(逆に1回もつぶやかなかった日はアーカイブが作成されない)ことになります。

Maximum number of tweets to retrieve は、アーカイブする最大ツイート数の設定です。例えばここを20と設定した場合、1日のツイート数が30あればそのうち20件しか保存されないことになります。多分最大値の200にしておいて良いと思います。ただ、最大値は Twitter の方の制限が変更される可能性があります。例えばプラグイン作者のページでは最大20件までしか引っ張ってこれないと書いてありますが、プラグインの設定画面では上のスクリーンショットのように200までは大丈夫と読めます。実際自分で試したところでは、ツイート数が20を超えても問題なかったので、多分200件まではいけるのではないでしょうか(この辺はあまり詳しく調べてません。自分の1日のツイートがせいぜい20-30なので)。

以上を全て設定したら、下の Update Options ボタンをクリックして終了。とりあえずうまく機能するか試す場合には、その下の Ping Twitter ボタンをクリックして前日のツイートをこのプラグインのデータベースに読み込んで、その後下に出てくるボタン(多分 なんとか immediately だと思うのですが正確な名前失念!これを書いている段階では前日のツイートがアーカイブ済みでデータベースが空なので、そのボタンが出ないのです)をクリックすると前日分が WordPress に投稿されます(タイムスタンプは前日の “Time of Day” で指定した時刻になります)。

ご参考までに、Twitter Digest を上のスクリーンショットの設定にして投稿されたアーカイブはこんな感じになります

最後に、1日分のアーカイブが実際に投稿される時刻についてです。プラグイン作者のページには:

This plugin uses the pseudo-cron facility available in WordPress to publish a daily post of tweets from the previous day.

と書かれています。この辺詳しくないですが、簡単に言うと誰かが当該 WordPress ブログを訪問する度に cron っぽいことをしてくれるということで、つまりこれは日付が変わってから最初に誰かがブログを訪問してくれたタイミングで Twitter Digest プラグインが働いてアーカイブを投稿してくれるということを意味します。ちなみに、僕のブログは昨日の訪問者が205人でページビューは336でしたが、このブログで昨日のアーカイブが投稿されたのは午前1時頃でした。

Office 2008/2011 for Mac でフォント置換の動作が異なる

Windows 用の Office で作ったファイルを Office for Mac で開くとき、Windows にあって Mac にないフォントは自動的に似たフォントに置き換えられるようになっていますが、Office 2008 と 2011 でデフォルトの置き換えフォントが異なるために、2008 と 2011 で同じファイルを開くと見え方が変わってしまうという現象に遭遇しました。

Microsoft のサポートに電話をしながら自分でも色々試してみたのですが、半分自力で対応策を見つけたので備忘録代わりにメモします。Twitter で書こうと思ったら、140字ではとても収まりませんでした。

以下 Word 2011 での作業です。

まず、Mac に存在しないフォントを使ったファイルを開きます。次に「表示」>「互換性チェック」と進みます。

下のようなウィンドウが表示されるので、「フォントが置換されています」を選択し、「説明」欄に表示される「[フォントの置換]ダイアログボックスを開きます」というリンクをクリックします。

次に表示される「フォントの置き換え」ダイアログ(下図参照)で、使用できない(Mac が持っていない)フォントをどのフォントに置き換えるかを設定できます(右下の「代替フォント」を変更する)。

僕がよく使っていた「HGSゴシックM」というフォントは Mac にはなかったんですが、Office 2008 ではこれを自動的に「MS ゴシック」に置き換えていたので、見た目的にもそれほど違和感がありませんでした。ところが、Office 2011 ではなぜか「MS 明朝」に置き換えていたために、2008/2011 の間で見た目が大きく変わってしまったというわけです。

これで一旦設定すると、今後同じフォントは全てここで設定したフォントで置き換えられるようです。原因がわかるまで Office 2008/2011 を共存させていたのですが、これで安心して 2008 を削除できます。

Kindle 3 でワード文書を無料で変換&転送

Kindle には、ワードなどの文書を所定のアドレスへのメールに添付するだけで自動的に Kindle 形式(.azw)に変換してくれるサービスがあります。この利用するには、amazon.com の Your Account > Manage Your Kindle にて自分専用のメールアドレス(XXXXX@kindle.com)を確認し、そちらに添付ファイルを送るだけです(XXXXX には Amazon.com が割り振った自分のアカウントが入ります)。

気をつけなければならないのは、XXXXX@kindle.com に送ったファイルの変換には、ファイルサイズあたりの従量制料金(1MB あたり $0.99)がかかることです。お金をかけずに変換したい場合には、アマゾンが用意している無料変換サービスを使うことが可能で、その場合には XXXXX@free.kindle.com と”free” を追加したアドレスを使います。

Kindle 2 までは、free のアカウントに送ったファイルについては、PC を利用して変換されたファイルをダウンロードして、それを USB 経由で Kindle に転送するという作業が必要だったそうですが(有料サービスとの差別化ですから仕方ないですね)、Kindle 3 になって、3G 回線ではなく無線LAN(WiFi)を使うことで、転送まで含めて自動で行うことが可能になりました。

Kindle 3 WiFi では、こちらのブログで紹介されているように、”free” の付かないアカウントに送っても、無線LANを通して自動的に Kindle 本体に変換されたファイルがダウンロードされるようです。僕が使っている 3G 版の Kindle 3 については、以下の方法で無料での自動転送が可能です。Kindle 3 WiFi でも同じはずですが、僕は持ってないので確認できていません。

手順は至って簡単です。Kindle に転送したいファイルを XXXXX@free.kindle.com (”free” を付けることに注意)に添付ファイルで送ります。ちょっとすると Amazon より “Your Amazon Kindle documents are here” という件名のメールが届きます(ここまではこれまで通りで、変換されたファイルをPCでダウンロードすることも可能です)。

次に、Kindle 3G を無線LANのアクセスポイントに接続します(別に繋ぎっぱなしでも問題ありません)。僕は自宅で繋いでいますが、普通の電子機器同様、一度設定したアクセスポイントは覚えておいてくれます。アクセスポイントが見つからないときは 3G 接続で、アクセスポイントを発見次第自動的に WiFi に切り替えてくれます(ちなみに本体の “Turn Wireless Off” をすると、無線と 3G の両方から完全に切断されます)。

XXXXX@free.kindle.com に送ったファイルは、無線LANに接続された状態の Kindle 3 が自動的にダウンロードしてくれます。というわけで Kindle 2 までは USB 経由での転送に使われていた free のアカウントが、WiFi 経由で自動転送をするために使えるわけです。

Amazon 的には、ファイルの変換サービス自体は無料で、ファイル転送に 3G 回線を使うときだけ回線使用料として料金を徴収するということですね。

以下、Amazon.com のヘルプより該当部分の抜粋です。元のページは http://www.amazon.com/gp/help/customer/display.html/ref=hp_k2land_trans?nodeId=200505520 です。

Sending Personal Documents to Kindle

Kindle makes it easy to take your personal documents with you. Each Kindle has a unique and customizable e-mail address you can set on your Manage Your Kindle page. You can send unprotected Microsoft Word, PDF, HTML, TXT, RTF, JPEG, GIF, PNG, BMP, PRC and MOBI files to your Kindle e-mail address.

To access your personal documents on your Kindle, send attachments to your Kindle’s e-mail address (“name”@free.kindle.com). The files will be sent to your Kindle via the Wi-Fi connection and also to the e-mail address associated with your Amazon.com account at no charge.

To have your PDF documents converted to Kindle format so you can take advantage of functionality such as variable font size, annotation, Text-to-Speech, etc., type “Convert” in the subject of the e-mail when you submit your personal document to “name”@free.kindle.com. Image-heavy PDF files are presented in landscape orientation and don’t work with devices that have auto-rotation, so those will be delivered in the Kindle format.

You can also transfer personal documents to your Kindle at no charge using your USB connection.

Kindle 3 用に文庫本をスキャンしました

(2011年1月18日に、PDF の余白をカットする方法など追記しました。)

基本的には英語の書籍や PDF の論文を読むために購入した Kindle 3 ですが、せっかくこういう「おもちゃ」を買ったんだからイロイロ試してみたいということで、夏休み中に読もうと思って買った文庫本を1冊解体&スキャンしてみました。

目標はあくまで作業の簡潔化。質にこだわればできることはたくさんあると思いますが、もともと安価で印刷の質のそれほど高くない文庫本を手軽に Kindle で持ち出すことを念頭に置いているため、とりあえずストレスを感じない程度に読めればよしとします。というわけで以下行った作業手順(備忘録)。

  1. 本の裁断。文庫本なので普通のカッターナイフで切っちゃいました。下にゴムの台を敷いて、プラスチックの定規を当てて端から3ミリ程度のところをカッターでギシギシと切っていきます。切り進めるにつれて微妙に(1ミリぐらい?)サイズがずれてきますが気にしない。
  2. スキャン。何年か前に購入して仕事で重宝している ScanSnap S510 に放り込みました。設定は「スーパーファイン、白黒」、サイズはカスタムでほぼ実寸(A6サイズの文庫本の横が少し短くなっているので、102mm×自動にしました)に設定。あとは50枚ぐらいずつフィーダーに乗せて、継続スキャンで1冊分を読み込みます。
  3. スキャンした文書はOCRをせずにそのままPDF形式で保存(ScanSnapのソフトが自動でやってくれます)。OCRはしませんが、微妙に斜めだといやなのでそこだけはスキャンの段階で自動的に調整。

作業はこれだけ。できあがったPDF(ファイル名は日本語でOK)をUSB経由で Kindle 3 の documents フォルダに放り込めばもう読めます。実際に読み始めましたが、文庫本サイズだとPDF化したら6インチ画面にはピッタリです。時々ちょっと縮小された感じのページ(余白の調整がうまくいっていないのかな)が紛れ込んでいるのがちょっと気に入りませんが、読書の妨げにはならない程度。

(2011年1月18日追記)上記の現象を回避するには、スキャンしたPDFの余白をギリギリまでカットしてしまうのが良いようです。Adobe Acrobat (注:Adobe “Reader” ではない)には「トリミング」という機能があり、上下左右の余白についてそれぞれ「何ミリ」といった形で設定することで一気に余白を切り取ってくれます。また、PDF Scissors という無料のソフトを使うと、実際にPDFファイルを見ながら四隅をマウスで調整する形でより直感的にトリミングを行うことが可能です。PDF Scissors は JAVA で動くプログラムです。JAVA Runtime Environment がインストールされていれば Windows でも Mac でも問題なく動作します。

電子インクの技術はたいしたもので、読んでいるうちに「これは紙の本ではない」という事実が意識から消えてなくなります。

(2011年1月18日追記)もし文字が薄いと感じるようなら、Kindle の “AA” キーを押して “Contrast” の設定を default から darker にすると見やすくなります。

ハードカバーの本だと価格的にも厚さ的にもこの方法で電子化するのは躊躇しますが、文庫本ならちょくちょくスキャンして Kindle で読むというのも悪くないですね。

もっとも、この Kindle は研究のために論文や本を読むことを念頭に買ったので、息抜きの読書があまり気軽にできてしまうのは考えものですが。

代替措置

夜は眠くて寝てしまうし、昼間は結構忙しいし、ブログを書くような時間帯にゆっくりPCの前で時間を取ることがなかなかできていません。その代わりに twitter でつぶやく回数が多くなってるので、ブログの方にも1日1回つぶやきをまとめて投稿の形で流すことにしました。使っているのは Twitter Tools というプラグインで、これまでもブログの投稿を twitter に流す目的で使ってきたものの用途拡大です。夜11時59分にその日一日のつぶやきをまとめて投稿する設定にしてあります。

もともとブログのサイドバー(ページ右)にも最近10件のつぶやきを表示するようにしてありますが、これだと RSS フィードには反映されません。Google Reader 等でぼくのひとりごとを読んでくださっている方のことも考えての対応です。

今のところは古いつぶやきが上になるように設定してありますが、逆のがいいかなぁ。ご意見ありましたらお知らせください。

MacBook Air 用のバックパック

購入して1ヶ月ほどになる MacBook Air ですが、思いのほか重宝していて予定より持ち出す機会が増えています。サイズとしてはA4になりますが、薄い作りのため普段仕事で使っているカバンやショルダーバッグにも余裕で収まるのがうれしいところ。ただ、ある程度の距離を歩いたり自転車に乗ったりするとなると、ショルダーストラップではちょっと都合が悪いです。

そんなわけで MacBook Air を持ち運ぶためのバックパックを物色していましたが、カバン屋を何軒か回ったもののしっくり来るものがなかなかみつかりませんでした。そんな中、ネットでいろいろ探しているうちに見つけたのがイギリスのカリマー(Karrimor)というメーカーの relay II というバックパック。容量10リットルというのは男性が使うものとしてはかなり小ぶりです。早速購入してみましたが、A4の書類にピッタリということで MacBook Air もちょうど良い具合に収まります。軽量モデルで薄手のため、普段使っているインナーケースに包んで入れようと思いますが、こちらも普段持ち歩いているA4の書類フォルダと重ねて入れてもすっきりします(ということは MacBook (Pro) も入ると思います)。外に付いているポケットに財布やらその他細かいものを入れれば、外出にちょうど良い感じではないでしょうか。

Made in China で、裏地を見ても決して高級な作りでないことはすぐわかりますが、ストラップと背面はクッション性の素材が入っているし、デザイン的にも悪くないし、これで4,725円(+北海道への送料1,050円)ならまぁ満足。まだ実際に使ってないので使用感はわかりませんが、忘れないうちに投稿しておきます。