北海学園大学経営学部(1部)では、2年次より演習(ゼミ)が開講され、そのうちのひとつを総合実践英語・ビジネス英語担当教員が「英語演習」という名前で担当しています。2025年度、浦野は2年生の英語演習と4年生の特別演習を担当しています。
活動内容
うらのゼミの活動内容は、ゼミ生のみなさんと一緒に決めています。
1. 個人の活動
演習は集団行動が基本ですが、それに加えて、ひとりひとりが自分で考え、自分で行動することも重視します。各自が目標を設定し、それに向かって努力をし、その様子を他のゼミ生と共有することで、演習全体として成長することを期待しています。
英語力向上という点だけで考えても、北海学園大学経営学部ではさまざまな機会が提供されています。ゼミ生は、自分に合ったものを選び、積極的に参加してください。
経営学部生が参加することのできるプログラムには、たとえば次のようなものがあります:
- 総合実践英語科目(・ビジネス英語科目)
- うらのゼミの履修者は毎年必ず総合実践英語またはビジネス英語科目を履修してもらいます。どの科目をいくつ履修するかについては、個別のカウンセリングによって決めます。
- 海外総合実習
- 2年次の夏休みに米国のハワイ大学で行う3週間の実習です(事前・事後指導もあります)。参加は必須ではありませんが、はじめての海外体験としてよいでしょう。
大学で提供するプログラム以外にも、英語力向上につながる活動はたくさんありますし、個人で計画することも可能です。うらのゼミでは、1年間休学してワーキングホリデー等を利用して海外生活を経験するといった個人の活動もサポートします。
2. グループ・プロジェクト
うらのゼミでは、少人数のグループでプロジェクトを立ち上げ、中長期的なスパンで活動してもらいます。どのようなプロジェクトにするかはゼミ生の希望を聞きながら一緒に計画する予定ですが、外部との交渉も含めゼミ生主導で行います。参加人数や期間は目的に応じて柔軟に企画し、ひとりのゼミ生が複数のプロジェクトに参加することもあり得ます。
3. ゼミ全体での活動
週1回の演習の時間は、ゼミ生全員が集まって上の2つの活動について情報・経験・意見を共有する機会としたいと考えています。また、希望があればゼミ全体でひとつのプロジェクトに取り組むということも可能です。個別の活動を行うにあたって、全員で最低限共有しておきたいことについては、前期の段階で指定図書の読み合わせ等でカバーする予定です。
毎週のゼミの時間以外にも、希望があればゼミコンパや合宿その他の形でイベントを企画することも可能です。ゼミ生の積極的な提案に期待します。
これまでの活動例(一部)
1. 個人の活動
- 経営学部海外総合実習(米国・ハワイ大学、カナダ・ブロック大学)や北海学園学生交換事業(カナダ・レスブリッジ大学)への参加
- 短期の海外語学研修(カナダ、オーストラリア、フィリピン等)
- ワーキングホリデー等、大学を休学しての海外滞在(カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)
2. グループ・プロジェクト
- ゲストハウスを借りての異文化交流イベント企画・運営(2017、2018、2024、2025年度)
- 札幌留学生交流センターでの留学生との交流イベント(2023、2024、2025年度)
- 小学生を対象にしたこども英会話イベントの企画・実行(2019、2023、2024年度)
- 新千歳空港での海外からの旅行客へのインタビュー調査(2024年度)
- 海外研修旅行(2017年度台湾研修の記録はこちら)
3. ゼミ全体での活動
- ソーシャルメディア(Instagram等)を活用した英語での情報発信(2023、2024、2025年度)
- Discord を利用してのオンライン国際交流コミュニティの開設と運営(2021、2022年度)
- 北海道を紹介する日英語ブログ “Discovering Hidden Gems of Hokkaido“(2020、2021年度)
- ゼミの時間内での様々な活動(英会話、ディベート、プレゼンテーション、ゲーム、テスト等)
- ゼミコンパ
活動風景
求める学生
うらのゼミでは、次のような方を歓迎します。
1. 英語力を向上させるための努力を惜しまない人
「英語力」は、英語に触れた量におおむね比例します。つまり、英語のできる人は、これまでに英語にたくさん触れてきた人だということです。英語演習なので、もちろん英語はできる方が有利ですが、今現在の英語力がすべてではありません。これからどれだけ英語力が伸びるか、伸ばす覚悟があるかを重視します。
2. 英語とキャリアを結びつけることを考え、そのために行動できる人
経営学部生を対象にしたゼミですから、英語力をキャリア形成に活かすことを重視します。ただし、海外で働いたり、国内の外資系企業で働いたりといった、英語力を前面に出してバリバリ仕事をするだけが英語を活かしたキャリアではありません。国内にも、様々な業務のひとつとして英語の使用が含まれるようなキャリアもたくさん存在します。どのようなキャリアを目指すかはひとりひとりのゼミ生次第です。
3. 自律的に行動できる人
自分で考え、行動できる人を高く評価します。自分のため、他のゼミ生のために考え、行動できる人を求めています。