コンサートホール Kitara にてベルリン交響楽団のコンサートに行く。先月のシュターツカペレに続くベルリンのオーケストラによるマーラーです。指揮は音楽監督をつとめるインバルで、前半のメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は川久保賜紀のソロ。
お客さんの数は先月のシュターツカペレよりも多めで、終演後の拍手も大きかったように思います。ただ、僕的には前回のシュターツカペレの方が断然満足のいく内容に思えました。これはあくまで僕の個人的感想であり、主観に基づくものですから、人それぞれ感じ方が違うのだと思います。
インバルのマーラーは、まだ高校生のころにCDで聴いたときからあまり僕にはなじめないものでした。音の起伏が大げさなほどに揺らされて、ちょっと僕にはくどかった。リズムのいじり方もかなり濃い目でした。リズムのあまり変わらない3楽章や終楽章では、この派手目の演奏もそこそこはまっていたと思いますが、最初の2楽章についてはちょっと、という感想です。何度もいいますがこれはあくまで僕の個人的な好みによるものですし、演奏そのものの質が低かったという意味ではありません。マーラーの演奏には、ひたすら濃い口で押すタイプのものと、冷静に分析していくタイプという両端がありますが、僕には後者の方が合っているということだと思います。
マーラーの5番については、僕が楽譜とにらめっこをするほど何度も聴いてきた曲で、演奏についても(CDが中心ですが)少なくとも数種類のものを聴いてきたわけで、自分の中に「良い演奏」のイメージが出来上がっているのかもしれません。だからこそそのスタンダードからずれる演奏に違和感を感じてしまうのでしょうね。そういう意味では先月の7番の方がより少ない先入観で楽しめたのかもしれません。
先月のシュターツカペレのコンサートでは、ホール内にヨーロッパの香りが広がる印象を受けましたが、昨日のベルリン交響楽団の演奏は、アメリカ的というか体育会的というか、そんなことを考えながらホールを出ました。
遅い夕食をとろうと思って、知人に紹介された小さなイタリアン(かな?)レストランに行ってみましたが、予約をしていかなかったところ満席であきらめました。で、ふいに入った店でチーズフォンデュとブルゴーニュの白をいただきました。ワインはまぁそれほどでもなかったですが、久々にフォンデュを楽しみました。その後は前から気になっていたバーを探検。カウンターのみ10席のこじんまりした店構えでしたが、雰囲気も、出てくる酒もかなり気に入りました。
以上、長々と書きました。