子どもの発想

夕食時の話。赤ワインを飲もうと思ってセラーを開け、子分(4歳♀)に「どれがいい?」と選んでもらったら、在庫の赤で一番古い1997年のブルゴーニュをご指名。

「このワインは13歳なんだよ」と伝えたら、「へぇー」と言った後で「目がないものも『何歳』って言うんだね」と感慨深げに一言。一瞬何のことかわからなかったんですが、どうやら「生き物=目がある」という意味だったようで、生物意外のモノにも年齢があるということを初めて知ったということでした。そうえば確かに普段「何歳」という話をするのは人間とコタロー(うちの犬)に対してだけでした。

新しい世界が開けた子分は、その後食卓に並んだ食材一つ一つを指さして、「このトマトは何歳?」「このニクマキマキ(豚肉のチーズ巻き)は何歳?」と続けたものの、ワイン以外はすべて0歳だったので、いろんな数を言いたかった(聞きたかった)のにちょっと残念そうでした。