研究のことを少々

日記の更新をしようと思ったら、このブログのデータベースサーバがダウンしていました。やっと復旧したようです。

リサーチノートでも紹介してますが、僕が最近読む論文は、第二言語習得の中でも特に統語、形態素を対象にしたものが多くなってます。ただ、教育畑出身の僕には悲しいかな言語学に関する知識が著しく欠如しています。ハワイに行って大学院レベル(多くは700番台のセミナーレベル)の授業を取りながら、その都度必要最低限の知識を身に付けることで手一杯だったため、結局僕の知識はつぎはぎだらけで系統だっていないんだということを最近よく実感します。それでも、第二言語習得を扱った論文なら読んでいてついていけないことはほとんどないですが、今日読んだ母語習得の論文では、途中から明らかに話の流れを見失いました。今日のは特に、イタリア語、ドイツ語、フランス語、オランダ語に関する基礎知識がないと難しいという面もあり、せいぜい日本語と英語ぐらいしかわからない僕にはきつかった。

言語習得関連の研究では、特に統語規則を扱ったものではジャーナル論文でも数十ページに渡る長いものが多く、しかも理論的なことから順を追って説明していくので、途中でわからなくなるとどうしようもありません。読んでいて自分ではわかったつもりでも、いざリサーチノートでまとめようとするとうまく説明できないことも多くあります。
いやはや奥が深い...ちょっと自信喪失気味の浦野でした。

2 thoughts on “研究のことを少々”

  1. カーネルさん、こんにちは。SLA が何を指すのか、指さないのかについては、Wakabayashi (2003) のレビューで触れてるので、そちらを見てもらうといいかもしれません。
    「言語」の習得そのものを扱う狭義の SLA にタスクに関する研究は含まれませんが、言語習得を取り巻く要因まで含めた広義の SLA にはタスク研究が含まれる可能性があります。タスク(の種類等)が言語習得プロセスにどのような影響を与えるか、つまりタスクと言語習得の関係を研究すれば SLA 研究と言えますね。
    応用言語学というのは、言語習得だけでなく、社会言語学、(教育、学習)心理学、評価論などなどの関連分野の知見をもとに、外国語学習及び教育を包括的に研究する分野と考えていいんじゃないでしょうか。手元にある N. Schmitt 編集の An introduction to applied linguistics という本には、言語学(音韻や語用論等も含む)、SLA、心理言語学、社会言語学、学習者論(っていうのかな?)、いわゆる4技能、それに評価論といった分野が網羅されています。
    ところで JACET といえば、最近『第二言語習得研究の現在』という本が出ましたが、なんでこういうタイトルになるかちょっと不思議です。10年ほど前にも似たようなタイトルで1冊出してますが、両方とも第二言語習得だけを扱ってるわけではないので、「応用言語学」を書名に入れた方がしっくりくると思うんですけどね。あ、ちなみに『第二言語習得研究の現在』ですが、まだ斜め読み程度しかしてありませんが、なかなかよさそうですよ。
    さて、長いコメントになりました。では。

  2. タスクはSLAに入るのでしょうか?それとも純粋に英語教育学なんでしょうか?また、応用言語学とSLAの違いも何かの本に書いてあったけど、どう違うのでしょうか?先生の日記を読んでみて感じたのと、最近、JACETに入会した時に、自分はなんのジャンルなんだと少し、迷ってしまいました。
    週末にかけ県庁所在地に、遠征に行ったのですが、天気の関係で今少し前に帰還できました。恐るべし寒波です。

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