あっという間に2019年もおしまい。せっかく続けているので今年もここで1年間を振り返ります。
話したこと
個人で申し込んだ発表のほか、頼まれて話をすることが多くなってきました。気持ちは若いのですが、だんだんそういう役回りになってきたということでしょう。ここでは個人もしくは筆頭で話したもののみ掲載します。
- 2019/12/21. 英語教育研究の始め方・進め方:目的に合致した手法選択の重要性. 名古屋学院大学大学院2019年度英語セミナー講演.
- 2019/08/18. Japanese learners’ reliance on specificity when using the English articles: A forced-choice gap-filling study. Paper presented at the 45th Annual Convention of the Japan Society of English Language Education (JASELE 2019).
- 2019/08/06. 外国語教育(研究)における量的データの視覚化と解釈. FLEAT VII (LET2019) ワークショップ.
- 2019/06/23. 英語教育の効果を検証するために:何を測定すればよいのか. 第49回中部地区英語教育学会石川大会課題別研究プロジェクト「英語教育における『エビデンス』:評価と活用」発表.
- 2019/03/24. 大学英語教育における 合理的で無理のないICTの利用. FLExICT Expo 2018 パネルディスカッション「外国語教育・ICT・Active Learning・Classroom Tipsの融合と小中高大生涯教育の連携」発表.
依頼されたものが中心ということもあり、自分のメインとしている研究とはちょっと違った内容のものが多いですね。昨年まで力を入れてきた task-based language teaching (TBLT) や English for Specific Purposes (ESP) 関連で話をする機会がなかったのが残念です。2020年にはまたそういう研究や教育実践に関する話をしていきたいと思います。とりあえずは、3月6日に広島大学の研究会にお招きいただき、Designing task-based ESP syllabi: Two cases from an English for Business Purposes program というタイトルでお話ししてきます。
書いたもの
書くのはほんとに嫌いなので、相変わらず寡作です。今年出版されたものは、第2著者のものが1本のみ。これは客員教授をしている名古屋学院大学で指導していた院生の修士論文の(主要でない)一部をまとめたものです。僕の職場の紀要なのですが、所属していない人が第1著者になれるというのは(ルールがないだけとはいえ)寛大だなぁと思います。
- 高松理英子・浦野研. (2019). 小学校ローマ字学習の現状と課題 : 英語・国語・総合的な学習の連携を目指して. 『北海学園大学学園論集』第178号, 65–90.
その他に、2018年の後半に「『使える』文法知識を探る」というタイトルのブックチャプターを書いて、今年の前半に書き直しなどしたのですが、残念ながらまだ出版までたどり着いていません(詳しいことはよくわかりません)。せっかく書き下ろした原稿で放置するのはもったいないので、2月15–16日に沖縄で開催されるメソ研でこれを基にした発表をする予定です。
仕事
2019年度は週平均で8コマ弱の授業を担当しています。そのうち5.5コマが火曜と水曜に集中していて、週末から水曜にかけては授業準備と授業そのものでだいぶ消耗してしまう感じでした。その他にも、細々したものを含め学内の仕事が例年以上に多くて、日々の To Do リストを片づけているだけで1年が終わってしまったようにも思います。学内の仕事の他にも、客員先ではM2の院生を7名抱えており、そちらにもかなりエネルギーを割きました。学外では、(給料は発生しませんが)学会関係の仕事をいくつかかかえていて、ずっとつきっきりというわけではないものののそちらもなかなか面倒で。どなたか代わってくださいませんか(苦笑)。
おわりに
プライベートなことは何も書いていませんが、以上が職業人としての僕の1年間でした。来年はゼミや大学のイベントで何度か海外に行く予定もあり、あれこれにぎやかな1年となりそうです。なんとか時間をみつけて、自分の研究も少しずつ進めたいと思います。研究者としての僕は何にエネルギーを使うのが一番よいのかな。