3年前にiPad 2を購入して以来、どこに行くにも持ち歩いているiPad。現在はiPad mini Retinaを愛用していますが、論文や本を読むのが主要な用途です。 自炊本も含めたPDFの書籍はi文庫HDを使っていますが、研究のために読む論文は、ハイライトしたりメモ書きをしたした内容をクラウドで同期する必要があるので、同期と書き込みの両方ができるGoodReaderをずっと使ってきました。インターフェイスがちょっと使いにくかったり、Retina対応が遅れたりと細かい不満はあれこれあったのですが、他にこれを上回るアプリが見当たらなかったので今日まで3年間使い続けてきました。それもいよいよ今日で終わりになるかもしれません。 GoodReaderの代わりになりそうなのがこれから紹介するPDF Expert 5。1,000円とちょっとお高いですが、結論からいうと僕のこれまでの使い方ならGoodReaderでやってきたことがすべて実現できて、しかもこちらの方が使いやすそうです。ということで(僕の使いそうな)主な機能を紹介します。
クラウドで同期させる
僕の場合クラウド(Box.com)を利用して複数のコンピュータとタブレット間でPDFを同期させていますが、Dropbpoxなどの主要なサービスの設定はすぐにできるようになっています(iCloudでの同期も可能です)。同期するフォルダの中身はiPadにダウンロードされ、注釈などをつてファイルが更新されるとそれも自動的に同期されます。
PDFを読む
ダウンロードしたファイルは、フォルダ構造も含めてわかりやすく表示されるので、読みたいファイルをタップすればすぐに開けます。
論文を読むときに便利そうなのがvertical scroll。ページをペラッとめくるのではなく、1つのページの下に次のページの上が表示されるのでスムーズに読み続けられます。その他に背景色を白、セピア、黒と選べるのが電子書籍リーダーっぽいですね。
注釈をつける
PDFに書き込みするには、左側に表示されたメニューからハイライト、下線、テキスト入力などのアイコンを選択し、書き込みしたい場所をタップするだけです。このメニューは上の鉛筆ボタンで表示・非表示を選択できます。
まとめ
注釈をつける機能についてはGoodReaderよりわかりやすく使い勝手もよいです。同期についてもアプリが開いていれば自動的にやってくれるようなので、(iCloud以外のサービスを使うなら)同期ボタンを押す必要のあるGoodReaderよりユーザーフレンドリーです。 まだ使い始めて1時間も経っていませんが、早速GoodReaderからの乗り換えを決めました。安いアプリではありませんが、PDFを読むのが僕にとって一番利用頻度の高い用途なので、GoodReaderで感じていたちょっとしたストレスが解消されればとてもうれしいです。