MacのSafariでPDFのAdobe Readerでの表示をやめる

Mac に Adobe Reader をインストールすると、Safari で PDF を開いたとき自動的に Adobe Reader のプラグインで表示されるようになります。動作が重かったりと何かと不満があったので、少し調べてこのプラグインの使用を停止しました。

ネット上で少し検索しましたが、古いバージョンのものが多かったので、以下の Adobe 社の説明を参考に設定を行いました(実際にはフォルダ名が少し異なりましたが):

Acrobat Help / Display PDF in browser | Acrobat, Reader XI

注:

  1. 言語設定が英語になってますが、日本語も似たような感じだと思います。
  2. 管理者権限が必要です。そうでないアカウントでログインしている場合にはログインしなおしてください。
  3. Safari は終了しておいてください。

1. Library フォルダを開く

Go >> Go to Folder… を選択するとフォルダ選択のウィンドウが開くので、 “/Library” と入力。

Go to Folder...Library

2. Internet Plug-Ins フォルダを開く

Library フォルダ内にあるこのフォルダを開きます。

Internet Plugins

3. 関連するプラグインを disabled フォルダに移動

次の2つのプラグインファイルを disabled フォルダに移動します。

  • AdobePDFViewer.plugin
  • AdobePDFViewerNPAPI.plugin

PluginsMoved

移動時に管理者パスワードが求められるので入力してください。また、移動ではなくコピーをしたあとで元のファイルを削除してもOKです。

以上です。Safari で PDF を開くと Preview.app のプラグインで表示されるようになると思います。

J-SLA2013 Workshop

8月20–22日に八王子セミナーハウスで開催される日本第二言語習得学会(J-SLA)2013年度夏季セミナーで、次の2つのワークショップを担当します(両方とも20日の午後を予定):

  1. 推測統計についてしっかり考える[有意性と効果量のはなし]
  2. Rを一緒に使ってみよう

このページでは、ワークショップのスライドや配布資料を公開します。完成次第随時アップロードする予定です。

1. 推測統計についてしっかり考える[有意性と効果量のはなし]

LET全国大会でのワークショップ「有意性と効果量についてしっかり考えてみよう」とほぼ同内容です。

参考文献一覧は、LET全国大会でのワークショップのページをご参照ください。

2. Rを一緒に使ってみよう

実際にRに触りながら、基本的な使い方、特にデータの読み込みと基本的な統計処理(作図、記述統計、簡単な推測統計)ができるようになることを目指します。

MacR のインストールから最初の起動

4月10日追記。開発者の今尾さんご自身が MacR のダウンロードサイトを用意してくださったので、そちらのリンクを紹介します。インストール方法等の説明はありませんので当ブログエントリーは残しておきますが、ファイル自体はこちらからダウンロードしてください。

MacR ダウンロードサイト https://sites.google.com/site/casualmacr/

2月23日のLET関西支部メソドロジー研究部会で正式に発表された MacR は、オープンソースの統計解析ソフト R に GUI を装備し、ドラッグ・アンド・ドロップなどを使いながら直感的に統計処理を行うことを目指した Mac OS X 専用のアプリケーションです。 製作者の今尾康裕さん(大阪大学)による正式なサイトが未完成で、マニュアルやチュートリアル的なものも未整備なため、とりあえずインストールをして使えるようになるまでの手順をこちらで紹介します。

  1. R をインストールする。MacR は R がインストールされた状態でしか使えないので、まずは http://www.r-project.org/ に行って R の最新版をインストールします。この記事を執筆している時点での最新版は 2.15.2 でした。R のインストールについては青木繁伸先生(群馬大学)のサイト(http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/begin.html)も参考になります。 R Project website
  2. ダウンロードしたファイル(R-2.15.2.pkg)をダブルクリックすると R のインストールが始まるので、指示に従ってください。
    Screen Shot 2013-02-25 at 3.32.52 PM
  3. 次に MacR をダウンロードします。すると MacRのダウンロードサイトに行き、Download ページで MacR beta をクリックすると MacR.dmg のダウンロードが始まります。
    Screen Shot 2013-04-10 at 1.02.05 AM
  4. ダウンロードした MacR.dmg をダブルクリックすると、解凍後フォルダが開きます。MacR(アプリケーション本体)を Applications/アプリケーションフォルダに移動してください。他のフォルダに移動しても動作しないので注意してください。スクリーンショットのように Applications/アプリケーションフォルダにコピーするためのエイリアスも同梱されました。
    Screen Shot 2013-02-25 at 3.33.16 PM
    Screen Shot 2013-04-10 at 1.05.38 AM
  5. MacR を起動すると初回に必要な R のライブラリのインストールが自動的に行われます。
  6. MacR で現在できる分析はこちらのスクリーンショットを参考にしてください。 MacR Stats Menu on Twitpic

以上です。MacR にはまだマニュアルがありませんが、Mac らしい使用感を念頭に作られているので、SPSS などの GUI ベースの統計解析ソフトを使ったことがある Mac ユーザならある程度スムーズに使えると思います。 MacRは OS 10.8 と R 2.15.2 で開発されていますが、OS 10.7 でも動くはずとのことです。それより古い OS だと動きませんのでご注意を。 公開されたといはいえ MacR はまだまだ開発中のソフトですから、不具合などの問題があることを前提に使う必要はありますが、不具合を発見したり、「ここはこうなっていると便利」といったコメントがあれば製作者の今尾さんに情報提供すると、修正版を用意してもらえるかもしれません。 今尾さんへの連絡先はこちらのページでご確認を。Twitter をご利用の方は @casualconc 宛でも大丈夫だと思います。 取り急ぎ書いたので情報不足な印象もあると思いますが、まずは使いはじめるところまでのステップをお伝えするため投稿します。

関連情報:

更新情報

  • 4月10日にダウンロードサイトについての情報を加えました。

NanoGongを使ってMoodleで声の録音&提出

NanoGong はオープンソースのJAVAアプレットで、Moodle にインストールすることでPCに内蔵または接続したマイクを使って音声を録音し、それをそのまま提出(アップロード)できるようになります。The Gong Project という大規模なプロジェクトの派生版ですが、ストリーミングのような機能を省いたために、別途サーバを用意する必要もなく、Moodle に簡単にインストールできるため導入へのハードルが低いです。

日本語の情報があまりなさそうなので、インストールの流れについてメモしておきます。基本的にはこちらの英語のページの指示通りにやってOKでした。うちの Moodle のバージョンは 1.9.11+ で、そこに NanoGong 4.1 をインストールしました。

まずは NanoGong のサイトを訪れ、ページ右の Download FREE! ボタンをクリックします。

次のページで氏名やメールアドレス等を入力して Submit ボタンを押すと、アプレットをダウンロードするための URL の書かれたメールが届きます。

メールで指定された URL をブラウザで開き、必要なファイルをダウンロードします。ダウンロードするのは全部で3つ。すべて zip 形式で圧縮されています。まずは最新版の NanoGong Activity Module。これがメインになります。次に NanoGong Filter。これは Moodle のマルチメディア・フィルタと同様の動作を NanoGong にも適用させるものです。最後に NanoGong HTMLArea Patch Files。これは Moodle の HTML エディタから NanoGong を呼び出して音声を録音して貼り付ける機能を追加するためのものです。

以上3つをダウンロードしたら、それぞれを解凍して Moodle 上の対応するディレクトリにアップロードします。Module は moodle/mod/ の下に、”nanogong-module-4.1.zip” を解凍してできた nanogong というフォルダごとアップロード。その後 admin 権限のあるアカウントで Moodle にログインし、ページ左上の Notifications をクリックすると自動的にインストールされます。

次に Filter のインストール。こちらは moodle/filter/ の下に “nanogong-filter-4.1.zip” を解凍してできた nanogong というフォルダごとアップロード。そして Moodle のトップページ左にある Site Administration の検索窓に filter と入れて検索すると出てくる Manage Filters というページで、NanoGong のフィルターをからに変更します。

最後にパッチのインストール。”nanogong-htmlarea-4.1-moodle-1.9.XX.zip”(Xの部分は該当するバージョンが入ります)を解凍してできた lang と lib というフォルダを moodle 直下にアップロードします。ここで一部既存のファイルを置き換えることになるので、FTP で警告が出たら overwrite を指示してください。念のため、元々あった lang と lib はバックアップを取っておきましょう。

これでインストール作業は完了。Moodle にログインすると、Add an activity… メニューの中に、あらたに NanoGong が見つかると思います。そちらをクリックすれば NanoGong アクティビティを追加できます。

指定できるのは、Color(アプレットの背景色)、Maximum Number of Messages…(ひとりが投稿できる回数;ゼロにすると無制限)、Maximum Duration… (1回の最長録音可能秒数)、Maximum Score (配点)等です。

上記を設定して保存すると、学生は NanoGong のアクティビティを選択できます。

下のようなページが開くので、フォーラムの様にタイトルや本文を入力することができます。また Audio Message のところのアプレットを使えば、自分の声を簡単に録音することができます。左から、三角が再生、赤丸が録音、四角が停止ボタンです。その横にはプレイバックのスピードを上げたり下げたりするボタンが、そして一番右のボタンは録音した音声ファイルをローカルに保存するためのボタンです。音声をアップロードするだけなら、保存はせずにただ録音だけしておいてから Submit the Message ボタンをクリックすればOKです。

教師の側から見ると、学生ひとりひとりの投稿が一覧表示され、その場で音声の再生ができます。またコメントを入力したり、採点したりも可能です(通常のフォーラムに準ずる形式と言ってよいと思います)。

説明は省略しますが、NanoGong アクティビティを使わなくても、通常の HTML エディタにパッチをインストールすることで追加されたボタンをクリックすることで、NanoGong アプレットをどこでも呼び出すことができ、録音した音声は HTML エディタ上で貼り付けることも可能です。

インストールしてちょっと試したばかりなのでこれ以上詳しいことはわかりませんが、とりあえず NanoGong が使えるようになるまでの手順の紹介でした。

MacBook Air (late-2010) の HDMI 出力で映像と音声をテレビに

mid-2009 の MacBook Air(以降 MBAir)では HDMI 接続は映像のみに対応で、音声は別途ケーブルを接続する必要がありましたが、新しい MBAir では HDMI で音声と映像を両方出力できるらしいとのことだったので試してみました。

アップル純正の HDMI アダプタはないですから、サードパーティ製のものを購入することになります。今回は安く済まそうと思って DealExtreme (http://www.dealextreme.com/) を利用しました。香港にあるネットショップで、時間はかかりますが送料無料でお得感が高いです。

今回用意したのは $10.22 の HDMI アダプタ$5.49 の HDMI ケーブル(1.8m)。送料無料で両方で1,300円強でした。日本でも似たようなアダプタを売ってますが(たとえばこちら)、値段は倍以上します。

さて本題。僕が使っているのは 11-inch の MBAir です。アダプタとケーブルを接続し、ケーブルのもう一方をテレビ(アクオス)につなげば、自動的に認識してくれました。「システム設定」から「ディスプレイ」に進むことで接続や解像度を確認、変更することができます。11-inch MBAir は16×9 のスクリーンサイズなので、デジタルテレビならは縦横比も同じ。ミラーリングすることで全く同じ見た目を再現できます。

次に音声。実は最初に接続したときにはうまく出力ができませんでした。ただ、ケーブルを接続した状態で MBAir を再起動したら問題なく音声も出力できました。詳しくは「システム設定」>> 「サウンド」で確認できます。

ケーブル1本でハイビジョンの映像と音声をテレビに出力できるので、YouTube や iTunes で高品質の映像を手軽に楽しめます。Apple TV っぽい使い方もできて便利です。

Office 2008/2011 for Mac でフォント置換の動作が異なる

Windows 用の Office で作ったファイルを Office for Mac で開くとき、Windows にあって Mac にないフォントは自動的に似たフォントに置き換えられるようになっていますが、Office 2008 と 2011 でデフォルトの置き換えフォントが異なるために、2008 と 2011 で同じファイルを開くと見え方が変わってしまうという現象に遭遇しました。

Microsoft のサポートに電話をしながら自分でも色々試してみたのですが、半分自力で対応策を見つけたので備忘録代わりにメモします。Twitter で書こうと思ったら、140字ではとても収まりませんでした。

以下 Word 2011 での作業です。

まず、Mac に存在しないフォントを使ったファイルを開きます。次に「表示」>「互換性チェック」と進みます。

下のようなウィンドウが表示されるので、「フォントが置換されています」を選択し、「説明」欄に表示される「[フォントの置換]ダイアログボックスを開きます」というリンクをクリックします。

次に表示される「フォントの置き換え」ダイアログ(下図参照)で、使用できない(Mac が持っていない)フォントをどのフォントに置き換えるかを設定できます(右下の「代替フォント」を変更する)。

僕がよく使っていた「HGSゴシックM」というフォントは Mac にはなかったんですが、Office 2008 ではこれを自動的に「MS ゴシック」に置き換えていたので、見た目的にもそれほど違和感がありませんでした。ところが、Office 2011 ではなぜか「MS 明朝」に置き換えていたために、2008/2011 の間で見た目が大きく変わってしまったというわけです。

これで一旦設定すると、今後同じフォントは全てここで設定したフォントで置き換えられるようです。原因がわかるまで Office 2008/2011 を共存させていたのですが、これで安心して 2008 を削除できます。

静かな夜

今日中にやらなければならなかった仕事をとりあえず片づけて就寝前のくつろぎの時間を楽しんでます。寝室のソファに腰を落ち着け、何かシンプルな音楽が聞きたくて久しぶりにリサ・エクダールのCDをかけています。ジャズは女性ボーカルを聴くことが多いですが、スウェーデン出身でとても個性的な声を持つ彼女は、今聴いているこのCDも含めて、ピアノ、ベース、ドラムスといったシンプルな編成が多くて僕好みです。

さて、この週末は仕事と家族サービスであっという間に終わってしまいました。土曜は日中大学で仕事をしてから夜は料理。今日は早起きをして朝一番の回で子分と映画鑑賞の後、いつもの店でラーメンの昼食、デパ地下で食材の調達と続いて夜は再び料理当番(料理前にちょっと昼寝)。夕食後しばらくして家族が寝静まったところで残っていた仕事をいくつか。今日はもっぱら学内業務でした。

料理についてはあまり書く気力が残っていませんが、備忘録がわりにこの2日で作ったもののリストだけ。

  • ラ・マンチャ風夏野菜のトマト煮込み、生の黄身を落とした某バル風
  • 旬のトウキビを使った濃い目のポタージュ
  • 鶏もも肉と黒・緑オリーブのスパゲティ
  • 道産魚介のクリーム煮のペンネ
  • 炙った黒毛和牛バラ肉のカルパッチョ、サラダ仕立て

多めに作った煮込み料理を2日に渡って提供したりと多少手を抜きながら、まぁそれなりに満足のいくものが作れたし、合わせて飲んだブルゴーニュの泡・白・赤の3本もそれぞれ良かったです。木曜からしばし帰省するので、週末料理当番はしばしおやすみ。

明日は午前中に長い会議があって、午後は試験監督が2つ。合間に成績処理と研究室の iMac をいじる作業が少々。Parallels Desktop 5 が Vector で安くなっていたので購入しました。普段は MacOS を使っていますが、時々 Windows で作業したいことがあって、Bootcamp を使ってその都度再起動するのが少々めんどくさくなってきたので。

節目

nightview.jpg

昨晩は降ったり止んだりする雨の中、無事に豊平川花火大会が開催されました。我が家は例によって自宅ベランダでの鑑賞でしたが、ちょうど1年前にこの花火を見たちょっと後に相棒を病院に連れて行き、そのまま(すぐに)妹分が生まれました。

そんなわけで今日は妹分の1歳の誕生日。こういう日に熱を出してしまうのがなんともタイミング悪いですが、ここまで大きな問題もなく元気に育ってきたことに感謝。

一人目の時は、1歳の誕生日にいろんなイベントをやったような気がしますが、二人目になるといろいろ省略されて(申し訳ない)、今日は誕生日のケーキ(1歳児は食べませんが)と、大福堂で作ってもらった一升餅を抱えさせる行事(なんと呼ぶのでしょうか)。子分の時は一升の餅を抱えて座り込んでしまいましたが、さすが姉に鍛えられてる妹分は廊下を小走りに走ってみせました。

昼過ぎから幼稚園のお祭りに出かけたので、子ども二人も相棒もすっかりおつかれモード。早々に眠りについたので僕は寝室で夜景を見ながらのんびり。雨が降った後は空気が澄んでいていて、心なしか夜景もいつもよりキレイに見えます。昨日の残りのクレマン・ド・ブルゴーニュを飲み、好きなマーラーのCD を聴きながら、今夜は仕事を忘れてまったり過ごしています。

明日は家族サービスの後で仕事。夜は料理当番の予定ですが、ちょっと忙しいので一部は出来合いのものを買ってくるかな。

MacBook Air 用のバックパック

購入して1ヶ月ほどになる MacBook Air ですが、思いのほか重宝していて予定より持ち出す機会が増えています。サイズとしてはA4になりますが、薄い作りのため普段仕事で使っているカバンやショルダーバッグにも余裕で収まるのがうれしいところ。ただ、ある程度の距離を歩いたり自転車に乗ったりするとなると、ショルダーストラップではちょっと都合が悪いです。

そんなわけで MacBook Air を持ち運ぶためのバックパックを物色していましたが、カバン屋を何軒か回ったもののしっくり来るものがなかなかみつかりませんでした。そんな中、ネットでいろいろ探しているうちに見つけたのがイギリスのカリマー(Karrimor)というメーカーの relay II というバックパック。容量10リットルというのは男性が使うものとしてはかなり小ぶりです。早速購入してみましたが、A4の書類にピッタリということで MacBook Air もちょうど良い具合に収まります。軽量モデルで薄手のため、普段使っているインナーケースに包んで入れようと思いますが、こちらも普段持ち歩いているA4の書類フォルダと重ねて入れてもすっきりします(ということは MacBook (Pro) も入ると思います)。外に付いているポケットに財布やらその他細かいものを入れれば、外出にちょうど良い感じではないでしょうか。

Made in China で、裏地を見ても決して高級な作りでないことはすぐわかりますが、ストラップと背面はクッション性の素材が入っているし、デザイン的にも悪くないし、これで4,725円(+北海道への送料1,050円)ならまぁ満足。まだ実際に使ってないので使用感はわかりませんが、忘れないうちに投稿しておきます。

iPad に触ってきました

仕事で街に出たついでにアップルストア札幌店に寄って iPad を見てきました。ウィンドウのディスプレイも iPad になっていましたが、イメージしていたよりもコンパクトな印象。10台以上は置いてあった実機を操作することもできましたが、もうちょっと大ぶりかと思っていたらそこそこ小さくて好印象。

実際に手にとってしばらくいろいろいじってみましたが、やはり(僕のような非力な人間が)片手でずっと持ち続けるのは結構しんどそうな重さがあります。テーブルや膝の上に置いて操作するというのが普段の使い方になるのかな。スタンドにもなる専用のケースが売られているようなので、そういうものとセットで使うのが良いかもしれません。

使い勝手は iPod touch (や僕は持ってませんがたぶん iPhone)と同じ。スクリーンが大きくて見やすいので、フォトビューアとしてはとてもいいと思いました。スクリーン上を直接触って操作できるので、パソコンなどに慣れていない方でも普通のアルバムを見る感覚で写真を楽しめそうです。うちの4歳児も使いこなしそうな予感がするのは、やはりこれまでのPCとは一線を画しているということなのでしょう。

Keynote(プレゼンテーション・ソフト)も入っていたので操作してみましたが、完成したプレゼンテーション・ファイルを操作するのはとても気持ちよかったです。プロジェクタに接続するアダプタを用意すれば、学会発表なんかはPCなしで十分いけそうだし、少人数の会合等なら一緒に iPad の画面を見ながらというのも可能です。ただキーボード(後述)を考えるとこれ一台でプレゼンテーションの作成までを考えるのは現実的ではないかな。あらかじめ作っておいたファイルを出先で修正するといった作業ならできそうです。

処理速度についてもそこそこ速いという印象。すべてがサクサクとは行きませんでしたが、特に不便は感じなさそうでした。

ソフトウェアキーボードを使っての文字入力ですが、iPod touch よりはずっと使い易いものの、ハードウェアのキーボードとはやはり大きな差があります。画面上にずっと指を置いておけないため(触ると連続して入力されてしまうのです)、手を画面から離した状態からひとつずつキーを押していくので、5本指(x2)での入力は現実的ではなさそう。メールのやり取りなどちょっとした文書作成なら使えるという程度でしょうか。

僕的には今回は購入を見送りますが、僕が思い描いた使い方は、一番安い wifi モデルをリビングに置いといて、家族で一緒に写真を見たり、レシピを調べるといったちょっとしたウェブ閲覧に利用したりというイメージでした。子ども向けの絵本とかがたくさん出てくれば、帰省するときなどに絵本を何冊も持っていく代わりに iPad をバッグに放り込んでおくといった使い方もできますね。

そんなわけでどちらかというと家族で使うハイテク(<– 言葉が古い)家電・オモチャという印象を受けました。次世代モデルが出るころにはもしかしたら買うかもしれません。ただ僕が仕事で使うには MacBook Air の方が向いています。やはりキーボードがないと。