Beers in Belgium

学会出張でベルギーに行ってきました。少し早めにブリュッセル入りしてEUなどの見学もしつつ、本場のベルギービールをあれこれ飲んできました。その都度 Instagram に投稿しておいたので、こちらにまとめておきます。昼間の写真が多いですが、夜は食事に合わせてワインを飲んでいたのです笑。

ベルギービールといえば小麦を使った白ビールが有名ですが、あいにく僕は小麦系のビールがあまり好きではありません。というわけでスタンダードな飲み方とは少し違うかもしれませんので、その辺お含みおきください。

ベルギーのビールはボトルで提供されるものが多いですが、今回はできるだけタップ(樽)で飲めるものを選択しました。

まずはブリュッセル到着後のランチタイム。グラン・プラスのレストランで2杯。

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Maes Pils.

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Kriek.

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続いてすぐ隣のビール博物館(という名の不思議な施設)で1杯。

ベルギーはあまり関係ありませんが、Brewdog の直営店がブリュッセルにあったので、1杯だけ。

2日目の遅めのランチはまたまたグラン・プラス(違う店)で2杯。

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Primus Pils. のみやすいやつ。

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学会開催地ルーヴァン・ラ・ヌーヴに到着して最初の1杯。

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Cheers to the conference.

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こちらの Beer Bar(店名)は気に入って何度もお邪魔しました。メニューはすべてフランス語ですが、店員さんが英語を話せるので、こちらの好みを伝えて選んでもらいました。

学会のレセプションはタンタン原作者エルジェの美術館内で。ここだけボトルのビールでしたが、1杯目はブリュッセル市内のマイクロブルワリー Brussels Beer Project のものでした。

再び Beer Bar にて。

宿泊していたホテルのバー。

Beer Bar 3度目の訪問。

ルーヴァン・ラ・ヌーヴ市内の小さなブルーパブにて2杯。

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Blanche Neuve. House brew.

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ブリュッセルに戻り、お昼を食べながら1杯。

こちらはブリュッセル市内のマイクロブルワリーのひとつ。4種飲み比べ。店舗営業は金曜と土曜のみ。日本にも送ってるそうなのでどこかで飲めるかもしれません。

最終日にブリュッセル空港のラウンジにて。ここまですべて異なるビールを飲んできましたが、最後の最後で(僕の好まない白ビール以外の)選択肢がなくなったので2回目のステラ・アルトワ。

番外編(1)。ブリュッセルから香港に向かう機内で、キャセイパシフィック航空で出しているエール。

番外編(2)。新千歳空港に帰ってきてほっと一息。

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帰国記念。うむ。

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7泊10日の旅で21杯(+2杯)。小さいサイズ(250ml)のものを中心に頼んだので色々味わうことができました。

ワインの方はベルギー産のものを2回飲むことができましたが、それ以外はフランスを中心に国外のものだったので今回はまとめません。興味のある方は https://www.instagram.com/uranoken/ をたどってみてください。

2018年を振り返る

年末です。今年も一年を振り返ろうと思います。

TBLT/ESP

2018年は、ここ数年続けているタスク・ベースの言語指導(task-based language teaching: TBLT)に関する教育実践とそれに基づく学会発表を中心に行いました。僕は大学の経営学部で英語を教えていて、将来ビジネスで英語を使うことを想定した特定目的の英語(English for Specific Purposes: ESP)教育の主軸としてTBLTを取り入れたシラバス・デザインとその実践を積極的に行っています。授業実践は当然試行錯誤の連続なわけですが、自分の教え方の軸にTBLT研究のこれまでの知見を置くことを心がけていて、それに関連したテーマでいくつかの講演やフォーラム等で話す機会がありました。

日本国内でのものも含めて英語での発表が多いのは、日本の英語教育という文脈でTBLTの認知度がまだまだ低いということかもしれません。去年松村昌紀さん編集の『タスク・ベースの英語指導: TBLTの理解と実践』(Amazon.co.jp)を出版しましたが、日本でTBLTが更に広がることを目指していきたいと思っています(日本でTBLTが広まらない理由は色々ありますが、ここでは割愛します)。それと同時に、日本におけるTBLT実践の事例を国外の研究者にもっと知ってもらう必要性も感じているので、2019年以降は口頭発表だけでなく、英語で書いていこうとも考えています。

SLA

最近は英語教育関係の研究や教育実践にエネルギーを割いていますが、大学院の博士課程(もう20年近く前の話です)では教育とは少し距離を置き、外国語学習者の持つ統語や形態素に関する知識の測定とそのメカニズムの解明について真剣に考えていました。2018年はそのことも思い出しつつ、第二言語習得(second language acquisition: SLA)研究にも少し手をつけました。特に知識の測定に焦点を当て、明示的知識(explicit knowledge)と暗示的知識(implicit knowledge)の弁別やその関連について書きました。ひとつはお世話になった科研の成果物として以下の書籍に収録してもらい、もうひとつは現在鋭意修正中で来年にはこちらも書籍の一部として出版される予定です。

上記のブックチャプターについても、3年前にソウルで発表したTypes of L2 morphosyntactic knowledge that can and cannot be observed in learner corpora. という発表が基になっていますし、ずっと遡ればはるか昔に書いた卒論(あまり思い出したくない)のテーマも明示的・暗示的知識の習得だったので、このラインの研究は今後も細々と続けていきたいと思っています。

おわりに

研究以外にも、仕事や私生活でいろんなできごとがありましたが、今年のまとめは研究のことだけにしておきます。さて、2019年はどんな年になるでしょうか。

ピリス最後の日本公演

敬愛するピアニスト、マリア・ジョアン・ピレシュ(ピリス)が昨年末に演奏からの引退を表明し、4月に最後の来日公演があると知ったのが1月。残念ながら札幌には来ないということで、仕事のスケジュールなどを確認し、大阪公演のチケットを入手しました。

朝イチのフライトで大阪入りし、午後2時からのリサイタルを聴くためにザ・シンフォニーホールに向かいました。

すべてベートーヴェンというプログラムで、いわゆる前期、中期、後期のピアノソナタから1つずつ、8番(悲愴)、17番(テンペスト)、そして32番が演奏されました。

ピレシュの演奏は、これまで持っていたイメージよりも少しゆったり目だったと思います。時折ため息をつくような間をとることもありました。2年半前に札幌で聴いた時には「え、もう次に行っちゃうの?」と思うぐらいサラッとした演奏だったので、最後の公演だから何かが違うのかななどと考えながら聴きました。特にピアノソナタ第32番は、前回とはまったく別の演奏でした。

残響の長いホールなので音の多いところがゴチャッとしたり、過密日程のせいなのか時折ミスタッチがあったりもしましたが、僕は超絶技巧を見たいわけでもなく、大音量の響きを体感したいわけでもなく、ただただピレシュの奏でる優しい音が好きで、今回もそれを堪能しました。

32番の演奏を終え、しばし鍵盤の上で身を屈めて動かないのを見てしんみりしました。終演後は何度も拍手で呼び戻され、アンコールでベートーヴェンの6つのバガテルから第5曲を演奏してくれました。

歩く様子などを見る限りまだまだお元気そうですし、演奏者としては引退してもおそらく教育活動などは続けられるのだと思います。演奏会のために飛行機に乗って泊まりがけで遠征することはなかなかありませんが(帰省以外のプライベートのひとり旅は結婚後はじめてです)、その価値がありました。どうもありがとう。

Beers in Taipei

3泊4日の台北旅行であれこれビールを飲みました。その都度 Instagram に投稿していたので、飲んだ順にまとめておきます。

定番は台灣啤酒。暑い地域のビールらしい軽くて薄めの味わい。日本で冬に飲むと物足りないですが、暑い日に飲むのは悪くないです。その他には台北市内のものを中心にクラフトビールを飲みました。小さなブルワーが市内にもいくつかあるようで、定番系からちょっと風変わりなものまで色々飲んでみました。

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台湾ゼミ合宿

3月3日から6日の日程で、ゼミ生9名と一緒に台湾に行ってきました(写真は鼎泰豐本店の小籠包)。忘れないうちに備忘録をということで久しぶりにブログに投稿。

僕の担当しているゼミは英語演習Iという名前(2年生対象)。経営学部ですが英語を(も)勉強したいという学生が中心です。英語そのものが好きというよりも、英語を使うことが好きな学生たちで、一緒に海外に行きたいという声があったので企画しました。

目的地の決定

英語圏・非英語圏を含め、どの国に行きたいかを挙げてもらい、そこからいくつかをピックアップして3人のグループごとに割り当てました。しばしの準備期間を経てゼミの中でいくつかの候補地についてプレゼンをしてもらい、最終的に台湾に行くということで話がまとまりました。海外経験が豊富な学生はおらず、海外渡航は初めてか2度目という学生が大半(全員?)で、予算的にもスケジュール的にもあまり遠くないところでということで決定。

概要

はじめての海外という学生も多かったので、日本語の通じない環境に身を置くことや、日本以外の文化や生活を体感することを目的としました。その中で、日本のもの(文化、商品、店舗、企業等)がどの程度浸透しているのかを見ることもできたと思います。僕のゼミには12名の学生がいますが、都合により参加できなかった3名を除いた9名と引率の僕というグループでした。

基本方針

できるだけゼミ生に自主的に行動してほしいと考えて、旅行内容や日程については僕はあまり口を出しませんでした。全員で行動するときの目的地や日程についてはすべて学生が決めました。

台湾到着後も僕はできるだけ前に出ず、全員で動くところは僕もついて行き、グループに分かれるときは僕だけ個人行動にしました。万が一の事故対応のため、連絡用にということで3名の学生のスマートフォンのSIMロックを解除してもらい、桃園空港到着後すぐに僕のお金でプリペイドSIMを購入しました。300元(1,000円強)で5日間通信料無制限のプランで、時々3Gになることもあったけど、基本的には大体4Gで繋がって、九份まで行ったけど圏外になることは一度もありませんでした。桃園空港の出口に3社のブースが並んでいて、なんとなく真ん中の会社にしました(値段は3社とも横並び)。

費用

大学生協旅行部と相談し(ここだけは僕が窓口になりました)、3泊4日の日程で旅行保険込みで学生ひとりあたり6万円ほどでした(僕は一人部屋料金が追加されてもうちょっと高かったけど)。さらに大学の学生部で持っている国際交流補助費というのがあることを学部事務のTさんに教えていただき、渡航前日に学生にはひとりあたり1万円が支給されました。このお金は、学生主体の団体が(観光だけでなく)研修目的で海外に出かけ、専任教員が往復便も含めて同行することを条件に最大10名までがもらえるものです。

現地の食費や交通費は別としても、実質5万円での渡航ということで、国内旅行と変わらない費用で行けたのはよかったと思います。航空会社は台湾のエバー航空、ホテルは西門近く、龍上寺にも歩いていける距離でした。

合宿後

ただ行って終わりではもったいないので、ひとりひとりに事前にテーマを決めてもらいました(「看板」とか「コンビニで売っているもの」とか大げさでないもの)。台湾滞在中はできるだけたくさん写真を撮るようにと指示したので、帰国後にそれぞれのテーマでレポートを書き、4月にゼミが再開したところで発表してもらう予定です。合宿に行けなかったゼミ生もいるので、情報共有にもなることを期待。

おわりに

引率者という立場なので、事故なく全日程を終えられてほっと一息というのが正直なところです。もっとも、僕自身はじめての台湾だったので、ひとりで行動する時間も含めて楽しんできました(ビールとかビールとかビールとか)。そのあたりはまた後日にご紹介ということで。

 

2017年を振り返る

あれよあれよという間に2017年も終わります。年を越す前にざっと一年間を振り返りましょう。

Task, task, task!

2014年の終わりぐらいから、タスク・ベースの言語教育(task-based language teaching: TBLT)を日本に根づかせるために労力を割いてきましたが、今年はそれがひとつ実を結びました。名城大学の松村昌紀さんを焚きつけて説得して企画した『タスク・ベースの英語指導: TBLTの理解と実践』(Amazon.co.jp)が7月に出版されました。理論面、実践面のどちらかに偏ることなく、TBLTの理念とその実現例を示したいとずっと考えてきたので、編者で筆頭著者でもある松村さんの他、共著者の福田くん、田村くん、川村さんと一緒にこの本を上梓することができたのはとてもうれしいことでした。

2015年のJALTでTBLTに関する招待講演を行い、松村さんに声をかけて聞きにきてもらいました。実はその前にも彼とTBLTについて(飲みながら)じっくり話をする機会があり、すでに『タスクを活用した英語授業のデザイン』を書いていたけど、新たにTBLTの理念までしっかり丁寧に解説する本を書きましょうとけしかけてはたらきかけました。それなりに苦労もありましたが、この本が無事出版されたのはとてもうれしいことでした。だってこれから先、TBLTについて話をするときに「まずはこの本を読んでください」と言えますから。

TBLTについては、分野的に関連性の高い特定目的のための英語(English for specific purposes: ESP)教育に関するものとあわせ、いくつかの学会等で話をする機会を得ました。

話をする度に自分の考えを整理し直すことになるので、上掲書には書ききれなかったことや、その後の議論の中で新たに考えたことなどがたくさんあります。日本におけるTBLTの実例については、英語で書かれたものがまだあまり多くないので、今後はそちらにも力を入れたいとも考えています。

国内外の学会に参加する中で、TBLTに興味のある方や、TBLTの研究や実践を行っている方との出会いもありました。そんな経験を活かして2018年もTBLTについて発信していきたいと思います。とりあえずTBLTの話をすることになっているのは:

ですが、他にも各地でTBLTの話をしたいと思います。

Bike, bike, bike!

気持ちは若いものの肉体的には無理のきかない年齢になりつつあります。運動など一度も長続きしたことがなかったのですが、同業者の間で自転車が密かに人気だったこともあり、5月にいわゆるクロスバイクを買いました。これが案外しっくり来て、大して筋肉がないにもかかわらずそこそこ風を切る体験を味わうことができ、サイクリングロードをはじめ自転車に向いた道の多い札幌という土地柄にも助けられ、雪の降るまでの半年間じっくり自転車に乗ることができました(トータルで1,500km以上走りました)。

基本的には早朝、5時半ぐらいから1時間程度乗る形で、仕事などにもほとんど影響のない形での運動を週に2回ほど続けました(その分夜は早く寝るようになりました)。食事や飲酒については従来とほとんど変えることなく、運動だけでどのぐらい健康状態が改善するかの実験でもありましたが、8月の健康診断では、ずっと高値安定だった肝臓の数値も大幅に下がり、ウェストも数センチ引っ込みました。

札幌の長い冬の間は自転車に乗ることができません。仕方がないのでフィットネスバイクを購入し、毎日30分乗っています。冬真っ只中ですが、雪融けが待ち遠しい今日このごろです。

終わりに

この一年、他にもいろんなできごとがありましたが、すべてを語ることはしないでおきましょう。来年から再来年にかけても、順調にいけば共著の本が複数出る予定ですし、話しておきたいこと、書いておきたいこともいろいろあります。仕事もあるし、私生活もあるし、時間配分は簡単ではありませんが、今後もできることをできる範囲で、背伸びはせず、かといって怠けもせずに進んでいこうと思います。

この記事の写真は、1月に10年ぶりに訪れた第二の故郷ホノルルで撮影したものです。2018年がみなさんにとって素敵な年でありますよう。

Beers in Honolulu

1月に出張でハワイに行ってきました。10年ぶりの「里帰り」だったので、参加した学会はもちろんですが、ハワイの景色や食も楽しんできました。特にビールをたくさん飲んだので、その記録をまとめておきます。

ハワイにはクラフトビールを作っているところがいくつかあります。有名なのはハワイ島の Kona Brewing で、種類に限りはありますが日本でもボトルで買うことができます。その他で多く飲んだのはマウイ島の Maui Brewing で、他にハワイ島の Mehana Brewing、そしてオアフ島のブルワーとして Aloha Beer Company と Aloha Brewing のものも試しました。

ここから先は Instagram に投稿したものを時系列順に紹介します。

ホノルル到着後、ワイキキにあるロイヤル・ハワイアン・ホテルのマイタイ・バーで早速一杯。Mehana Brewing はハワイ島にあるブルワーのようです。

Mehana Volcano Red Ale. Smooth and roast flavor.

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(またまた)振りかえる

大晦日に1年を振りかえるのも今年で3年連続。さて、2016年はどんな感じだったでしょうか。

啓蒙的な活動

研究者としては致命的なぐらい書くことが嫌いな僕ですが、今年は共著で一冊本を出しました。詳しくは以下の記事をご参照ください。

本を書く

『はじめての英語教育研究』というタイトルで7月に出版しましたが、この本を出すきっかけとなった研究法セミナーは2005年に始まったので、本の完成まで11年かかったことになります。フルタイムの研究者として過ごしてきたのとほぼ同じ時間をかけたわけで、感慨深くもありますし、ひとつの区切りがついたとも感じています。

客員先で修士論文の指導をしていることもあり、研究法については折りに触れ説明する機会がありますが、これからは「『はじめての』を読んでおいて」と伝えることで済ませられると期待しています。

本といえば、もう一冊共著の本の執筆が進んでいます。こちらはタスク・ベースの言語指導(Task-based Language Teaching: TBLT)に関するもので、僕の貢献は微々たるものなのですが、この本が出ることに大きな意義があると思っています。これについては、編者も含めた共著者をうまいこと焚きつけることができた時点で僕の使命は果たせたとも言えるでしょう。現在鋭意編集中で、出版されるのは春ごろになる予定です。(僕の手柄ではありませんが)かなり突っ込んだ議論も展開されているので、多くの英語教育関係者のみなさんが手にとっていただけることを願っています。

TBLTについては、昨年の振りかえりでも書いたとおり、自分の研究資源を重点的に割り当てるつもりでいました。そういう意味でも本の形でまとめられることができることには満足です。ただ、まだまだ伝えたいことはたくさんあるし、特定目的のための英語教育(English for Specific Purposes: ESP)とTBLTの連携については特に力を入れたいと考えているので、2017年以降も、おそらくは数年という長めのスパンで取り組んでいくつもりです。このテーマに関する発表や講演を今年もいくつかやってきましたし(これとかこれ)、2017年にもあちこち出かけてESPとTBLTに関する話をする予定でいます(一番近いところでは再来週にハワイでこっそり話してきます)。

研究活動

研究というか、論文の執筆は今年も全然ダメでした。TBLTやESPのものも研究の一部ではありますが、一応主戦場と考えているのは第二言語の統語規則や形態素の習得なので、そちらについては今年の業績はほとんどありません、トホホ。新たな実験のラフなアイディアは用意できているので、来年はなんとかしたいところです。もっとも、上記の啓蒙活動とのリソースの奪い合いになるので、どう折り合いをつけるべきかよく考えないといけません。なんとなくもう一冊ブック・チャプターを書く話があった気がするのですが、今夜は思い出さないことにします。

ということで研究関連の執筆活動については昨年の課題をほぼすべて来年に持ち越すことになりました。書くことが嫌いで嫌いでしかたがないのですが、そんなことばかり言ってられないので、来年こそは少しでも手をつけねば。

おわりに

研究の他にもいろいろなことのあった1年でした。学内の業務も種類は多くないものの、ひとつひとつが重かったですし、来年度にはまたひとつ大きな仕事が待っています。教育の点では、来年度はじめて学部の演習(ゼミ)を担当します。こちらについてはゼロからのスタートなので、試行錯誤しながら何かおもしろいことをしかけられたらと思っています。

Eテレではマーラーの交響曲第8番の最後の最後を放送しています(ヤルヴィ指揮、N響)。3月に放送されるようなので楽しみにしましょう。ということでこの辺で。今年もお付き合いいただきありがとうございました。2017年がみなさんにとって素敵な年でありますよう。

card2017