仕事で街に出たついでにアップルストア札幌店に寄って iPad を見てきました。ウィンドウのディスプレイも iPad になっていましたが、イメージしていたよりもコンパクトな印象。10台以上は置いてあった実機を操作することもできましたが、もうちょっと大ぶりかと思っていたらそこそこ小さくて好印象。
実際に手にとってしばらくいろいろいじってみましたが、やはり(僕のような非力な人間が)片手でずっと持ち続けるのは結構しんどそうな重さがあります。テーブルや膝の上に置いて操作するというのが普段の使い方になるのかな。スタンドにもなる専用のケースが売られているようなので、そういうものとセットで使うのが良いかもしれません。
使い勝手は iPod touch (や僕は持ってませんがたぶん iPhone)と同じ。スクリーンが大きくて見やすいので、フォトビューアとしてはとてもいいと思いました。スクリーン上を直接触って操作できるので、パソコンなどに慣れていない方でも普通のアルバムを見る感覚で写真を楽しめそうです。うちの4歳児も使いこなしそうな予感がするのは、やはりこれまでのPCとは一線を画しているということなのでしょう。
Keynote(プレゼンテーション・ソフト)も入っていたので操作してみましたが、完成したプレゼンテーション・ファイルを操作するのはとても気持ちよかったです。プロジェクタに接続するアダプタを用意すれば、学会発表なんかはPCなしで十分いけそうだし、少人数の会合等なら一緒に iPad の画面を見ながらというのも可能です。ただキーボード(後述)を考えるとこれ一台でプレゼンテーションの作成までを考えるのは現実的ではないかな。あらかじめ作っておいたファイルを出先で修正するといった作業ならできそうです。
処理速度についてもそこそこ速いという印象。すべてがサクサクとは行きませんでしたが、特に不便は感じなさそうでした。
ソフトウェアキーボードを使っての文字入力ですが、iPod touch よりはずっと使い易いものの、ハードウェアのキーボードとはやはり大きな差があります。画面上にずっと指を置いておけないため(触ると連続して入力されてしまうのです)、手を画面から離した状態からひとつずつキーを押していくので、5本指(x2)での入力は現実的ではなさそう。メールのやり取りなどちょっとした文書作成なら使えるという程度でしょうか。
僕的には今回は購入を見送りますが、僕が思い描いた使い方は、一番安い wifi モデルをリビングに置いといて、家族で一緒に写真を見たり、レシピを調べるといったちょっとしたウェブ閲覧に利用したりというイメージでした。子ども向けの絵本とかがたくさん出てくれば、帰省するときなどに絵本を何冊も持っていく代わりに iPad をバッグに放り込んでおくといった使い方もできますね。
そんなわけでどちらかというと家族で使うハイテク(<– 言葉が古い)家電・オモチャという印象を受けました。次世代モデルが出るころにはもしかしたら買うかもしれません。ただ僕が仕事で使うには MacBook Air の方が向いています。やはりキーボードがないと。